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【#1139】他人に期待され、自分を信じられないと自転車すら乗れない

お元気ですかー?

今日のnoteは「他人に期待され、自分を信じられないと自転車すら乗れない」というテーマのお話です。

僕は、自転車に乗れない

僕は自転車が苦手です。

厳密にいえば、もう乗れるようになりましたが、皆さんが乗れるようになったであろう小学校低学年の時、僕は自転車に乗れなくて友だちの横で走っていました。

↑5歳くらいで乗れるの!?そうだっけ?


なぜ僕が自転車に乗れなかったのか?それは、乗れるわけがないと確信を持ったからです。

僕が小学校に上がるころ、僕の自転車には補助輪がついていました。タイヤの後ろに小さいタイヤが2つある感じのやつです。知ってます?補助輪。

で、それを外して、本格的に自転車の練習をしようということになりまして、近所の公園で父親と練習に出かけました。

そのころには補助輪にそこまで頼らずに自転車に乗れていたのか、父親が後ろで支えてくれていれば、自由自在に自転車を乗りこなすことができました。しかし、だんだんと自分の自転車に対する溢れんばかりの才能にうぬぼれ始めたころ、事件が起こります。

僕の父が、あろうことか自転車を支えているフリをして、手を離したのです。

「(後ろを)持ってるよ!上手上手!」

僕はそんな父の声が遠くになっていくことに違和感を感じ、振り返りました。すると、そこに父はいません。誰も支えておらず、僕はそれに驚き、派手に転び、そして膝・肘などの出っ張っているパーツのすべてをすりむきました。

僕は父の裏切りに怒り震え、エルサだったら宇宙まで凍らせる勢いで叫びました。

「持ってるって言ったじゃん!」

と。

父は、「乗れると思ったからさー、実際乗れてたしー」とヘラヘラしていました。僕はそれを聞き、さらに怒りに震えるとともに、乗れていない自分を恥ずかしく思いました。そして、こう言うのです。

「もういい!自転車なんか乗れるわけない。乗れなくていい!」と。

僕のnoteを普段読んでくれている方はお気づきかもしれませんが、僕は決めたことは実行します。普通の精神力の小学生であれば、周りが自転車に乗っていたら諦めて練習すると思いますが、僕は友だちを自転車から降ろして歩かせてでも乗りませんでした。

当然、友だちはいなくなりましたが、僕が自転車に乗らないことに決めたので仕方がないのです。

そう思うならそうなのかもね

この時、僕は自転車に乗れない子ども時代を選んだのですが(その2年後くらいに乗れるようになった)、よくなかったことが2つあります。

まず、1つは僕が自分を信じられなかったことです。

この時の記憶を僕は鮮明に持っていて、20000%の確信をもって、自分には自転車の攻略は不可能だと思っていました。だって、膝のすべてをすりむいていますから。そして、自分にはできると信じる感覚がなさすぎて、練習の再開さえもできませんでした。届かないゴールはないのと同じだからです。

そして、もう1つのよくなかったことは、父親も期待していなかったことです。これは、僕の父の良いとこでも悪いとこでもあるのですが、父は誰にも強制をしません。干渉もしません。

一般的には、子どもが自転車で転んで「父さんの嘘つき!支えてるって言ったじゃん!自転車なんて僕には無理。もう練習しない!」とか言っていたら「できるよ!頑張ろう!」とか言いそうなものですが、僕の父は違います。彼はこう言いました。

まぁ・・・自分でそう思うなら、そうなのかもね

と。

・・・思い出したらひどいw

この言葉を聞いて、僕は自転車に乗ることは不可能だと判断しました。その後、クラスメイトの全員が自転車に乗れるという事実を知る小学校3年生まで、大体の人が乗れる乗り物だと認識しないまま友だちを自転車から引きずり下ろす生活を続けることなったのです。

周囲からの期待と自己効力感が大切

自転車についてはその2年後くらいに練習したらすぐに乗れるようになったのですが、僕は自分のこのエピソードを思い出すたびに、恐ろしさを感じます。

なぜなら、多くの人が乗れている自転車においてでさえ、周囲からの期待と自己効力感や自信がなければ、乗れないまま友だちを失うことになるからです。

いや、あの頃のことを思い出せば、僕が自転車に乗れる自信を持つためには、父親からの期待と支援は必須だったと思うので、踏み込んでいえば、「周囲からの期待と支援がなければ、自転車には乗れない」とも言えます。

実際に乗れるようになったとき、僕は残った数少ない友だちから、「絶対乗れる!」と期待をもらっていましたし、それによって練習することができたからです。(今思えば、期待というよりは僕を自転車に乗せて、移動のめんどくささを解消したかったんだと思う)

僕も40代になり、どんなコミュニティに入っても後輩がいたり、チームをリードする立場になる歳になりました。誰かに何かを教えるとき、「あなたにはできる!」と期待しているということがどれだけ大きな影響を与えるのか、時にそれを間違えると自転車にさえ乗れないこともあるということを念頭に置いて、全力で期待して、信じて、支援したいなと思います。

そして同時に、自分自身への期待、自己効力感、自信を持っていたいなと思います。

最後に

今日は「他人に期待され、自分を信じられないと自転車すら乗れない」というテーマでお話ししました。周囲に期待し、周囲から期待されながら自信をもって活動していきたいものです。

そういえば、誰かが、「自信というのは名詞ではなく動詞である。自分を信じるという能動的な動作なのだ。」と言っていました。理屈抜きに自分を信じるという力もあるのかもしれません。自分を信じていきましょう!

では、また!





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