【ヤバいマネージャー】会社の施策が説明できない
今日のnoteは好評のヤバいマネージャーシリーズの0回目です。(マネジメントシリーズは意外と一部で好評なのでシリーズ化してみます。)
※ヤバいマネージャーシリーズは全てフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
すげぇダメなマネージャーがいた・・・
今日、久しぶりにものすごくダメなマネージャー見つけました。
何がダメかと言いますと、
「会社の施策が説明できない」
という中々致命的な症状を抱えておられました。
僕の所属している会社の派遣サービスでは、契約更新のおよそ2か月前に、派遣しているスタッフやサービスのアンケートを派遣先企業へメールで送っています。
そのアンケートの目的は、
①派遣契約は反復して契約更新されることが多く、その契約更新が1か月前を目途に行われるためその前に評価のフィードバックを頂くこと
②アンケートメールの前までは、更新のタイミングでしっかりクライアント企業からのフィードバックを貰っている営業と、貰わずにとりあえずで更新しちゃう営業がいたためサービスとして標準化を図ること
です。
アンケートの目的なんて、フィードバックを貰うこととフィードバックを標準化することくらいしかないので、ハイパー当たり前のことを言っています。すみません。
んで、今日見たヤバいマネージャーはメンバーに
「評価アンケートなんてなんでしてるんですかねー?」と聞かれ(このメンバーもなかなかスパイシーですね。)
「だよなぁ。普通に更新のときにクライアント企業と話すだろ?いらないよな。」と答えていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウソでしょ?
えぇ・・・じゃあアンケートも貰って、さらにインタビューしてるの?もしくはアンケートは無視してるの??
クライアント企業もあなたたちも2重にリソース使ってるじゃん。そもそもクライアント企業には何て伝えてるの?そのアンケート。
マネージャーの仕事は生産性の向上
以前もお話ししましたが、マネージャーの仕事はメンバーの困っていることやチームのボトルネックを解決することだと僕は考えています。
会社でこの話したときにキョトンとしてたマネージャーもいたので、もう少し説明すると、
チームで目標達成したい⇒少ないリソースやインプットで出来るだけ多くのアウトプットをする⇒ボトルネックを解消してリソースを最大化できる配置にする=困りごと(ボトルネック)の解決が仕事
ということです。
ちなみに2倍働けば売り上げが2倍になるとか、人が増えれば売り上げが上がるとか言っているのは8流のマネージャーですのでお気を付け下さい。(というかその人はそのセリフを言った時点でマネージャーを降りるべき。意味ないし。)
会社の施策を説明できないのはマネージャーの職務放棄
今日見かけたマネージャーに限らず、会社の施策が分かっていないマネージャーは結構います。
本当に、冗談か悪い夢みたいだけど・・・僕は結構見てきています・・・
・アフターフォロー担当を作ったのにその狙いが分かっていなくて、結局もともとアフターフォローやっていた役割の人もアフターフォローしてしまい、リソースが無駄になっているアホ
・品質を犠牲にする代わりにスピードアップを図ったのにそれまでの品質を守ろうとして結局できずに会社に文句言うアホ(これ、お客様の期待値が混乱するから本当にやっちゃダメ。今まで通りかと思ってたら出来てないとか最悪だから。お客様には品質ダウンとスピードアップがトレードオフになっていることを上手に理解してもらうべき)
そんな話は自社にも他の会社にも山ほどあります。
僕は昔、むしろ会社の施策を理解して進めてはいけないルールか宗教でもあるのか?と思ったこともあるくらいですw
とはいえ、現場の意見がすべて反映されるのは難しいでしょうから、場合によっては会社の施策に全面的に賛成して進めることができないこともあるかと思います。
でも、そもそもプロとしてお金貰ってるのだから、会社の施策を実行する義務もあると思いませんか?自社とお客様にとってその施策をやらないメリットを明白に説明できないならやるべきだし、せめて改善案を進言するべきです。
いづれにしても、会社の施策を理解していなければそんなことも考えることができませんから、はっきり言っマネージャーとしてスタートラインにも立てていないですし、職務放棄と言えます。
会社の施策が分かっていないマネージャーの見極め方
最後に、会社の施策が分かっていないマネージャーの見極め方をお伝えします。
僕はよく、もらった指示のあいまいな部分をなくすためにあり得ないであろう極論を質問することがあります。
「例外なく、〇〇の時はそうするということですね?」みたいな感じです。(大体の仕事は例外あるよね)
で、施策分からない症候群の人間はノータイムで「そうだよ!」とか「うーん・・・一旦それで頼む」とか言ってきます。
すぐわかりますね。この時点でヤバいマネージャーの確率70%!
そして、その新しい施策とは矛盾する今までやっていた仕事をやれといってきたら、ヤバいマネージャー確定でOKです。
新しい施策は今までの何かとトレードオフになりやすいので上記のような現象が起こります。
皆さん、ヤバいマネージャーは仲間になってしまうといつか一緒に沈んで行ってしまいますし、ゴマをすったところで会社をリードしていくようなポジションまで出世する可能性も低いです。
しっかり見極めて、近づかないようにお気を付け下さいませ。
では、また明日!
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