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【播磨町】これからのコミセンをみんなで考える


 先日、播磨町野添コミュニティセンターで、これからのコミセン活動を考える意見交換会が開催されました。播磨町では4つあるコミセンすべてに指定管理者制度を導入しており、地域自治組織である各地域のコミュニティ委員会が指定管理者として館の運営をしています。コミュニティ委員会の構成はほぼ自治会長であり、毎年役員が変わる体制であり、組織として脆弱と言えます。
 そんな中、野添コミュニティ委員会では、約2年前から組織改革プロジェクトを立ち上げ、自治会長中心の運営から、もっと多様な人が参加できる組織になるように検討を進めてきました。今回の意見交換は、改革後の組織イメージの共有と、これからのコミセン活動にどんなことが必要かを話す場でした。

組織改革プロジェクトでの議論の内容

この2年で始まった新たな活動

 意見交換の冒頭はリニューアルする組織像の共有やこれまでのコミセンの取り組みの紹介がありました。ついで、この2年間で新しく始まった活動について紹介がありました。この報告がとても新鮮でした。これまでの取り組みはコミセン事務局が企画し、地域の皆さんは当日の準備などに関わるようなものでしたが、新しく増えた取り組みはいずれも、これまでコミセンに関わってこなかった方が新たな企画として持ち込んで、コミセンはその活動をサポートするという企画方法でした。発表があったのは、こどもたちの居場所づくりをしているチーム、プレイパークをつくろうとしているチーム、未就学児の託児をしているチーム。そしてどのチームも30から50代の女性が中心になって動いている活動でした。

発表の様子

意見交換の空気が大きく変わった

会の後半では、参加者が5,6名のグループに分かれて意見交換しました。グループはごちゃまぜになるように、受付でくじを引いて分かれました。話し合いのテーマは画像の通り。

意見交換のテーマ

 過去のこうした意見交換は、どうしても高齢の男性だらけでした。今回はこれまでこういった場に参加しなかった方がたくさん参加され、なんだかどのテーブルも明るく、楽しい空気での意見交換になりました。それぞれが野添コミセンこうしていきたいといったアイデアや想いを持ち寄ってくれていたように思います。

意見交換はテーブルごとに可視化

話し合いを重ねることで新しい空気や文化がうまれてくる

 地域コミュニティの豊穣化にはこうした小さな話し合いの積み重ねがとても大事だと思っています。そこには否定されず、誰もが自由に発言できる空気が必要でしょう。そのためには、自治会に限らず、ほんとうの意味で多様な住民が関われる仕組みが必要だと思います。

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