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播磨町まちづくりアドバイザーの日々

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兵庫県で一番小さいまち播磨町で週3日役場に勤務しながらまちづくりを進めています。政策をつくったり、自治会や地域活動の相談に乗ったり、縦横無尽に動き回っています。
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記事一覧

【播磨町】これからのコミセンをみんなで考える

 先日、播磨町野添コミュニティセンターで、これからのコミセン活動を考える意見交換会が開催されました。播磨町では4つあるコミセンすべてに指定管理者制度を導入しており、地域自治組織である各地域のコミュニティ委員会が指定管理者として館の運営をしています。コミュニティ委員会の構成はほぼ自治会長であり、毎年役員が変わる体制であり、組織として脆弱と言えます。  そんな中、野添コミュニティ委員会では、約2年前から組織改革プロジェクトを立ち上げ、自治会長中心の運営から、もっと多様な人が参加

【播磨町】東播磨地区自治会研究会でも対話の場を

こんにちは、兵庫県で一番小さなまち播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。今回は、播磨町を超えて東播磨の自治会についてまとめてみます。内容は先日開催された東播磨地区自治会研究会。 そもそも東播磨地区自治会研究会って?  播磨町は兵庫県の中でも東播磨というエリアにあります。東播磨は明石市、播磨町、稲美町、加古川市、高砂市の3市2町からなるエリアです。年に1度、このエリアの自治会長があつまる研修の場があります。それが東播磨地区自治会研究会です。昨年は稲美町が事務局で開催さ

【播磨町】行政職員にファシリテーション技術を

こんにちは、兵庫県で一番小さなまち播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。あっという間に寒くなってきましたが、noteに書くこともどんどん溜まってきたので、振り返りながらまとめていこうと思います。 なんでファシリテーション 播磨町役場でアドバイザーをはじめて、徐々に気づいてきたことがあります。それは行政が事務局をする会議でうまくいく会議とうまくいかない(積み上がっていかない)会議があるということです。よくよく観察してみると、行政職員はほとんどの会議で「口述書」を準備し

【播磨町】最適解らしきものを見つけるための対話

こんにちは、兵庫県で一番小さなまち播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。2023年度からは、兵庫県の西の端、佐用町でも縮充戦略アドバイザーとして勤務が始まりました。それぞれを分けて発信するのもちぐはぐになりそうなので、このnoteでは、2つのまちのことを発信していきます。 「播磨町の公共交通について話し合おう」 播磨町は兵庫県で一番小さな自治体で、おおよそ3km四方のまちです。成人男性なら15分ほど歩けばJRもしくは山陽電車の駅に到着します。そんなまちでも話題に上が

【播磨町】2022年度の活動報告が完成しました。

こんにちは、兵庫県で一番小さなまちのまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。2023年度も引き続きアドバイザーとして播磨町役場に勤務しています。  2023年度も始まってすでに3ヶ月が経とうとしています。春以降、地域での活動が徐々に再開されているのにつれて、ご相談いただくことが増えています。例えば、自治会での会議の開き方、新しい取り組みを始めようとしている自治会など、内容は様々です。一昨年から始めた毎週コミセンをまわる「まちアドおしゃべり会」も、毎回どなたかがいらしてお話する機

【播磨町】社会関係資本を高めるための朝市

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。昨年5月から、石ケ池公園でParkMarketという名の小さな朝市を毎月開催しています。最近マルシェやマーケットイベントがまちづくりの一環として各地で開催されていますが、ParkMarketはどんな狙いで開催しているか書いてみようと思います。 公園をのんびり楽しむために  播磨町には割ときっちりした公園がたくさんあり、こどもを連れて遊びにこと欠きません。公園ごとに特徴があり、過ごし方も

【播磨町】これからの地域福祉を話し合って一緒に考える

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。今回はワークショップのご報告。播磨町では現在地域福祉計画の策定を進めており、その一環で播磨町に関わるみなさんと話し合う場をもちました。 地域福祉計画とは  播磨町では、これまで地域福祉計画がありませんでした。厚生労働省によると地域福祉計画は、平成12年6月の社会福祉事業法等の改正により、社会福祉法に新たに規定された事項であり、市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画からなります。

【播磨町】これからのボランティア活動のための講師を務めました。

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。先日、地域包括支援センターのみなさんからお声がけいただき、介護予防につながる地域でのボランティア活動についてお話させていただきました。 地域の活動を知り、つながる機会として  播磨町では介護予防につながる地域でのボランティア活動を推進しています。今話題の社会的処方につながる取組です。今回、地域包括支援センターが、団体の活動をつないだり、お互いに知り合う機会として開催されました。まずわた

【播磨町】オープンミーティングでファシリテーターを務めました

2022年10月に4つのコミセンで「町長と語ろうオープンミーティング」が開催されました。町長を囲んで、これからの播磨町について対話する機会となりました。  オープンミーティングは播磨町が協働のまちづくり宣言を発出してから、初めての行政と町民との対話の場です。今回、全てのオープンミーティングでファシリテーターをつとめました。ファシリテーターは、話し合いの場がスムーズに進むようにサポートする役割です。一般的に、行政と町民との話し合いの場では、話したいことがある方が順に挙手し、意

【播磨町】まちづくり講演会がありました

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。1ヶ月ほど前になってしまいますが、ひさしぶりにまちづくり講演会が開催されました。そのレポートです。 「これからの播磨町のまちづくり〜自分たちのまちは自分たちでつくる〜」  播磨町では毎年秋頃にまちづくり講演会を都市計画グループが主催して開催しています。私も過去のまちづくり講演会に講師として呼んでいただいたことがあります。ここ数年はコロナの影響により開催できていませんでした。今年は、協働

【播磨町】小さなまちの「福祉」を考える

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。令和4年度も着々と事業が進んでいってます。どうやら今年は「福祉」に関わることが増えそうな予感がしています。 ある一日の様子これは、ある一日の業務の流れです。 8:30 始業・朝礼(グループ内で今日の予定を共有します) 9:00 いくつか書類作成(広報はりまの原稿作り、企画書まとめなど) 10:00 地域福祉計画策定に向けた打ち合わせ 12:00 お昼 13:00 オンラインで打ち合わせ

【播磨町】播磨町「協働のまちづくり宣言」が出されました

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。先日、播磨町町制施行60周年の記念式典がありました。 60周年を迎えた播磨町 播磨町は1962年に町制施行したまちです。それまでは兵庫県最後の村である、阿閇村というまちでした。実は阿閇村のころから現在に至るまで、町の境界線はそれほど変わっていません。唯一、1972年に人工島(新島)が完成したことで、町の面積が1.5倍になったことぐらいです。ちなみに、新島は2022年で完成50年です。今回

【播磨町】令和3年度の活動報告ができました

こんにちは。兵庫県で一番小さな自治体、加古郡播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。令和4年度に入ってはや一ヶ月が経ちました。今年度はこれまで以上に地域に出ての業務が増えています。 今回は、年次報告が完成したお知らせです。まちづくりアドバイザーは業務がわかりにくいことから、年度ごとに業務報告を作成しています。町内の公共施設に配架してありますので、ぜひ手にとってみてください。 また町外の方に向けては、ホームページでも公開しています。こちらから御覧ください!

【播磨町】新自治会役員研修会を開催しました

こんにちは、兵庫県で一番小さなまちのまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。2021年度もあと数日となりました。3月中旬頃からは、新年度に向けた動きがガガガ!っと進んでいます。 どんな研修? 先日、新自治会役員研修会を開催しました。主催は播磨町自治会連合会です。できるだけ多くの自治会関係者に参加していただけるように、同じ内容を平日の夜と土曜の午後の2回開催しました。その結果、約40名の方に参加いただきました。今回の研修は、あくまで任意参加です。  研修は、2020年度に作成した