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播同協研究大会のコーディネーターをしてみて

 播磨町には、播磨町人権・同和教育研究協議会という組織があります。名前の通り、人権や同和教育について考えようとする組織です。毎年1回研究大会を開催していたようですが、コロナ禍で大会は中止となっており、久しぶりに研究大会が開催されました。これまでは、各部会に分かれてテーマを持って話し合っていたようですが、今回はパネルディスカッション形式での開催となりました。

それぞれの立場からの発表してみる

 パネルディスカッションに先立って、幼稚園、小学校、シニアクラブ、自治会、役場職員それぞれが、人権や同和教育についての取り組みを発表しました。例えば、播磨小学校にはシニアクラブのみなさんが定期的に訪れてむかしあそびを教えたりしているようです。発表を聞いていると「知らいないけどつながっている」取り組みがたくさんあるように思いました。

パネルディスカッションで対話の積み上げ

 パネルディスカッションでは事前にいくつかの問を用意していました。例えば「こどもも女性ももっと活躍できるには」というテーマをきっかけにしました。活躍という言葉にはとても違和感がありますが、パネラーの皆さんと相談して、話しやすい問がこの問となりました。あるパネラーが「子どもは小さな大人」と言われました。このまちに関わる誰もがまちのことや暮らしのことに興味を持ち、話し合うようなまちになると、多くの人が安心して暮らせるまちになるのではと感じました。

多様な人が集まる機会として

 会が終わってから感じたのは、この場に集まっている人の多様さでした。自治会、シニア、こども会、学校関係、コミセン関係など、普段異なる場で会う方が揃っていることに気づきました。例えば、自治会長たちは集まる機会はあるけど、自治会長と民生児童委員で集まる機会がないなど、組織や肩書を超えて集い話す機会というのは意外と無いものです。「人権・同和教育」というテーマが多くの人を集めるきっかけになっているということです。立場を超えて話し合う機会。これが今後の地域づくりの肝になると思っています。

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