【キャリコン勉強】キャリアカウンセリングの理論(ウィリアム・ブリッジズ)
今日は何の日
3月5日 サンゴの日
「さん(3)ご(5)」の語呂合わせから。沖縄県をはじめ各地でサンゴの保全活動やPRを行っています。
ウィリアム・ブリッジズ
世界的に知られる講演者、コンサルタント、作家であり、人生の転機(トランジッション)についての権威として知られる。数十年にわたって数多くの個人と組織に対し、トランジションに対処する方法を示した。
トランジッションにおける3段階
ブリッジズは、人生の転機(トランジッション)に対する建設的な対処方法を、成人の発達の観点から検討した。
トランジッションの心理的なプロセスを3段階として表しました。
1)終わり(何かが終わる)
✅終わりとは、仕事を辞めるとき、仕事を変わる時、転居した時、病気になったときなど。
✅「終わり」とは、ある状況が終わるだけでなく、同時にあるプロセスの始まりである。
2)ニュートラル・ゾーン
✅空白期間、休養期間。日常の生活における一連の活動からのモラトリアム(猶予期間)である。
✅自己変容という重要な内的活動に取り組むことが出来る。
✅今後に向けた、自己や方向性を再度見出していくための本質的な段階。
3)始まり(何かが始まる)
✅仕事に就く、新たな人間関係ができる、何かの勉強を始めるなど。
✅始まりはあまり印象に残らない形で生じる。
✅真の始まりは、自身の内面から始まり、内的抵抗が伴う。
人生はトランジッションの連続である
トランジッションへの対処とは人生の中で繰り返し起こる可能性があり、
多様な変化を通して、個々人がこれまでの人生を見つめ直し、
今後に向けての新しい意識や自分らしさを再獲得し成長していくプロセスである。
まとめ
3月は年度末なので、いろんな人にとって「何かが終わる」時だと思います。卒業、転勤、引っ越し、引退など、人それぞれ違いはありますが何かが終わる時です。
ブリッジズが言うように、終わりは始まりであり、まさに個々人がこれまでの人生を見つめ直し、今後に向けて希望を持ち、新たな自分を再獲得し成長していく時なのだと言えます。
私事で恐縮ですが、4月1日より、約一年の充電期間を経て、新たにキャリアコンサルタントとして就職支援活動を開始します。これまでの37年間のメーカー営業職から転身し、新たな自分を再獲得しさらなる成長をしていきたいと思います。
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