リーダーとして在りたい姿
リーダーの役割
私はbtraxのCEOであるブランドン片山ヒルさんのTwitterや会社のblogをちょくちょく拝見させていただいているのだが、とあるツイートでリーダーとして(そして人生においても)大事な教訓が紹介されていた。
メンバーのミス(失敗や間違い)が発覚した時、どう反応するか。
このスピーチで登場するマイルス・デイビスの取った行動は、今の自分にとって重要な心構え&価値観であり、今の自分に必要な教訓だと思った。
部下にミスの弁明を求めるリーダー
他所のとあるチームでちょっとしたミスがあった。
どうやら一部のドキュメントに修正漏れがあったらしい。
修正が漏れていたことでトラブルが発生したわけでも、顧客に影響が出たわけでもない。
ただ、リーダーはその当時の担当したメンバーに以下の点について説明を求めた。
なぜ修正が漏れたのか?
なぜ漏れに気づかないのか?
当時、修正箇所をどうやって探したか?
なぜその探し方をしたか?
理解して作業していたか?
どうやって再発を防止するつもりか?
メンバーがやっとの思いで理由を説明して再発防止策を回答すると、今度は以下の点について説明を求めた。
それで本当に再発防止できるか?
他の誰が担当しても再発を防止できるか?
なぜその再発防止策が良いと思ったのか?
他に再発防止策は考えたか?
その後のメンバーの回答はなく、そこでメッセージのやり取りは途絶えた。
畳みかけるような質問、
いや、質問と言うよりは説教に近いかもしれない。
自分ならどうするだろう?
メッセージのやり取りを見ていて、胸が苦しくなった。憤りを少し感じた。なんでこんな言い方するんだろうって?
リーダーの言っていることは間違ってないし、責任を取る立場ならあるべき姿勢なのかもしれない。
チームに一定の緊張感をもたらすことも時に必要とも言えなくもない。
でも、自分だったらメンバーのこれくらいのミスは許してしまう。
むしろ修正漏れを見つけてくれたことに感謝する。
だって、その方がお互いに気持ちがいいし、次にミスした時にメンバーも報連相しやすいと思う。
それにミスを叱ると自分がミスしづらくなる。
ミスが許されない職場になってしまったら、挑戦できなくなるしミスを隠したくなるし精神も病んでしまうよ。。
本当の意味でミスは存在しない?
結局、人間である以上、どんなに注意深くなっても手順を整備してもドクターXでもない限り必ずどこかでミスが起きる。
であるなら、ミスじゃなくて想定してなかったことがあっただけ、と捉えるべきなんじゃないか?
だから、今後、自分のリーダーシップの核となる価値観・考え方は
ミスは存在しない(ミスと感じさせない)
とする。
もし、自分が紹介されていたマイルス・デイビスだったら、どんな行動をするだろうか?
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