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【感想】「その仕事、全部やめてみよう」を読んでみた

小野和俊さん著の書籍
その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」
を読んだので備忘録がてらnoteに心に残ったことを書き留めておく。

著者について

プログラマであり、経営者であり、株式会社クレディセゾンCTO。
書籍の本文からちょいちょい溢れ出るプログラミング愛、プログラマとしての実績ももちろんだが度々のぞかせるドラゴンクエストやWoW(World of Warcraft)といったゲーマーとしての顔。
経営者として雲の上の存在のように感じつつも会社の先輩で職場にいそうな感じもする。不思議。

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書籍を読もうと思った理由

今後のキャリアプランを考える際の手助けになると思ったから。

プログラミングは楽しいし仕事として(趣味としても)続けたい…でも5年後・10年後・20年後を考えた時に果たしてプログラミングだけやっていてよいのか…?(恐らくよくない)
上を目指すべきだと思うが具体的に何をすればいいかわからない。

プログラマでありCTOでもある小野さんの書籍を読めば何かヒントが得られそうな気がした。

教訓1:長所を伸ばそう

本書の帯にも「谷」を埋めるな、「山」を作れ!と大きく書かれているのが非常に目立つ。
谷とは欠点や弱み、山はその逆で長所や強みのこと。

確かに自分のできないこと(=欠点)を少しできるようになったところで、普通にできる人には到底敵わないよな・・
できないことをできるように努力すること自体は決して悪いことではないと思っているが、得策ではないということがわかった。

これからは自分の長所や強み、得意とすることをもっと伸ばしていこうと思う。
・・とは言うものの自分の長所や強みってなんだろう・・?
16Personalitiesでも使って自己分析してみようかな。

教訓2:特定の分野(領域)に詳しい人になる

書籍ではラストマン戦略と書かれている。
グループ内で自分が一番になれそうな領域を定めて、その領域におけるスペシャリストを目指すというもの。

自分にとっての「山」を定めようと思う。
興味のある領域あるいは得意な領域・・性能とかCSSとかかな。
Vue.jsが得意だが今いる環境では一番になるのはちょっと難しそう・・

ラストマン戦略はメンバーや後輩の育成にも活用できそうな考え方なので今後、チーム運営を任された時は取り入れたい。

教訓3:成長できる環境に身を置く

書籍では人が人を育てる発想はおこがましい、とのこと。
要は人は人ではなく環境で育つのだと。

自分の配下のメンバーに対して、教育とは呼べずとも何かしら指導やサポートしなければならないという気持ちがあった。
が、その考え方はやめることにした。

メンバーが理想とする像があるなら理想が実現できそうな環境(職場)を提供しようと思う。
また、自分も技術力を付けたいなら技術に明るい職場や人と一緒に働こう。
マネジメント経験を積みたいならチームリーダーが求められる職場を探してみよう。

教訓4:非常識は悪くない

(炊飯器を持ち込みたいと言うエンジニアに対して)非常識なことだったとしても「そんなのありえない」とは言ってはいけないのだ。

コラムにちょこっと書かれていた言葉だが、前職で非常識な行動を取って怒られた(微妙にトラウマになった)自分にとってはとても嬉しいというか有り難いと思える名言。

もちろん前提として、ルール・規則は守る必要があるし、相手の気分を害するようなことがあってもいけない。
その上で少しズレた行動をしたいなら相談しても良いのだ、と思えるようになった。
これからは常識にとらわれない発想をしよう。

今後、もし誰かの相談にのることがあったらユニークな解決方法も考えてみよう。

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