見出し画像

#2 公務員(土木)になってみて分かったこと


・残業がとても多い

公務員(土木)になってから1年間は研修も多く、残業も多くはありませんでしたが、常に人員不足な公務員(土木)では、2年目からは戦力としてカウントされるため、毎月40時間の残業はほぼ当たり前の生活になりました。勿論忙しい職場もあれば暇な職場もあるため、全ての職員がそうでは無いと思いますが、私は初任地が人口の多い地域だったこともあり、定時に帰れるのは1週間に1〜2日でした。深夜0時を超える日も普通にありました。最近は公務員も残業が多いという事実が一般的にも知れ渡ってきたと感じていますが、特に公務員(土木)の係長になるまでの間(20代〜40代前半まで)は、定時に帰れる職員は少なかったです。

私は公務員(土木)時代の約20年間、毎月40時間以上の残業をこなしていたため、平日に家族との時間はほとんどありませんでした。その分、土日は家族との時間を大切にすることを心がけていましたが、平日の疲れに甘えてダラダラ過ごしてしまう事が多かったなと反省しています。
※公務員(土木)の残業が多い理由(個人的見解)は別途記事にしますので、読んで頂けると嬉しいです。

・病休(メンタル)の職員が多い

公務員(土木)の職場は、主に本庁と出先機関(以下、土木事務所)に分かれ、本庁は主に予算管理や国・他県・市町村・議員(国会議員や県議会議員)との調整を行い、出先機関は実際に現場に近い立ち位置から、道路・河川・港湾・砂防などの整備や維持管理を行なっていきます。

土木事務所では、道路や河川などの業務ごとに4人〜6人程度で構成される「班」がつくられ、係長を筆頭に業務を進めていきます(班の人数は事業費や土木事務所の規模により変動)。ただ、最近は班員全員が揃っている班は少なくなってきており、特に地方の土木事務所では各班1名は病休の職員がいると言っても過言ではなくなってきました。

病休の職員が1名いれば当然その班の戦力はダウンするのですが、常に人員不足なため、他事務所などから人員が補充されることは無く、補填されても新採用職員(むしろ育てなければならないため負担大)という状況でした。当然業務量は病休の職員分減ることはありません。というのも、地域住民や企業は公共工事の早期完成を期待しているため、予算が大きく減ることはありません、また、公共工事の受注が主たる業務であり、公共事業の発注を待っている会社(測量・設計会社、工事業者)も多く、自然災害も増加傾向にあるためです。更には地域住民からの要望や苦情も多様化してきており、公務員(土木)の負担は増える一方です。こういった状況から、更に頑張って働いている職員のメンタルがやられ、病休者が増えるといった負のサイクルに陥っていました。

また、公務員(土木)の仕事は出来高制では無いため、いくら頑張って病休者の分まで仕事をし、成果を上げたとしても残業代しか給料は増えません。そういった現実から、病休者が増えれば増えるほど職場の雰囲気は悪くなり、頑張っている職員のモチベーションも下がる一方でした。

◎公務員(土木)は日々地域のために頑張っています

公務員(土木)には、楽そうだったり、ノルマが無いためゆっくりしているといったイメージがあるかもしれません。ただ、土木職の場合、残業がつきものですし、職場内でも仕事が忙しすぎたり地域住民かの苦情に耐えられずメンタルがやられたた職員が多くいるのが実情です。

どんな仕事でも楽な仕事は無いとは思っていますが、公務員(土木)も民間企業ほどでは無いかもしれませんが、大変なのです。

現在の本記事はここまでです。今後も本記事について、追記したい内容があれば追記していきます。

最後まで私の記事を読んで頂き、ありがとうございました。
可能であれば、「スキ」や「サポート」をよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?