COOLであることが現代の生存戦略
品質で差別化の難しい現代において、ブランディングがいかに重要か。つまりボクがブランディングに力を入れる目的につながる話になりますが、今後サービスや商品開発をしていく人にとっては避けては通れない話になります。なのでここでしっかりとみんなで共有していこうと思います。
ブランディングの大きな目的は3つあります。1つはブランドという『信頼醸成』です。高品質、高ステータスなバッグを買うならどこから買いますか?グッチから買いますよね。『高ステータスといえばグッチ』という信頼を獲得しているからこそお客さんから支持されるのです。
そして2つ目はブランドという『共通言語化』です。先程のグッチの例ですが、グッチと言えばどんなバッグかすぐに思い浮かべることができますよね。『グッチ買っておいて』と言われたら、パーティがあるのかな?大切なイベントがあるんだろうな?と想像することができます。ブランド名を聞くだけでその後なにがあるのか想像することができ、コミュニケーションや意思伝達をかなり簡単にすることができるということです。
3つ目は『体験価値向上』です。いま選ばれる商品/ソリューション/サービスとは?そのものが持つ機能ではありません。体験価値が高いことです。機能や品質に差が無いモノやサービスに溢れた現代では、体験価値の大きさが購買行動の主役となります。それでしか差別化ができないからです。お客さんの課題にモノを当てはめるのではなく、お客さんの課題を顧客体験を通じてすべて解決してしまうというコトを当てはめるということが重要なのです。ブランディングとは体験価値の設計そのものなのです。
ここからはよりボク自身に当てはめて考えたいと思います。特にCOOLであることにこだわっています。
COOLであるということ
ボクがブランド化を考えているソリューションはいわゆる製造業のIoTというやつなのですが市場に乱立しています。レッドオーシャンと言うよりはブルーオーシャン過ぎて最適解が見つかっていない業界です(スマホが出る前の携帯電話市場のような感じ)。何かトリガ(5Gの普及とか)があれば爆発的に普及しそうな気配がある、そんな市場です。
そこで各社競いあっているのでどうしても目立たない。そんな中、『俺のソリューションはこんなにもCOOLなんだぜ』っていうのを印象付けます(ブランドってそもそも『焼印を押す』って意味なのです)。もちろんすべてのお客さんに刺さるものではありません。そのブランドイメージを聞いて、『うちには合わない』と判断するお客さんがいても仕方ありません。グッチをかっこいいと言う人もいれば、ダサいという人もいる。それは個性でありターゲットかどうかの違いになります。ボクらは、COOLさに共感してくれるお客さんにだけブランドが正しく届けばいいのです。お客さんもCOOLと感じてもらえたら、お客さんはそのブランドを信頼してくれリピートしてくれるのです。
そもそもなぜお客様はCOOLであるものに惹かれるのか?それは『満足度が高いから』です。あらゆるものやサービスが身の回りに溢れ、どれを使っても似たりよったりのアウトプットが得られます。それなら『知り合いが進めてくれた=信頼』、『口コミが良い=共通言語化』、『社会的な意義がある=体験価値』のような少しでも満足度が高くなる選択をします。
COOLであることがこれからの社会を勝ち抜く生存戦略なのです。皆さんもブランディングを通してCOOLな商品を作っていきましょう!
リョウ
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