分かれ道と4人の村人【論理クイズ】

こんにちは、まりょうです。
論理クイズを作ったので投稿します。
難易度は5段階で「2」です。

問題
旅人がある島にやってきた。
この島には、正直村、嘘つき村、肯定村、否定村の4つの村がある。
それぞれの村の住人は以下の特徴がある。
正直村の住人は、常に真実を答える。
嘘つき村の住人は、常に嘘をついて答える。
肯定村の住人は、常に「はい」と答える。
否定村の住人は、常に「いいえ」と答える。
旅人は分かれ道についた。
道は2手に分かれていて、片方は村がある安全な道、片方は動物がいる危険な道へと続いている。
旅人は、どちらの道が村に続く道で、どちらの道が動物がいる道か分からない。
分かれ道には、4人の村人が立っている。
4人の村人はそれぞれ異なる村の住人である。
旅人は村人に「はい」か「いいえ」で答えられる質問を3回行う事が出来る。
1人に3回質問する事も可能であり、3人に1回ずつ質問する事も出来る。
どのような質問をすれば旅人は確実に村がある道に進めるだろうか。

下にスクロールすると解答があります












解答
2つの道をABとする
「「Aは村へ続く安全な道ですか?」という質問にあなたは「はい」と答えますか?」
この質問を3人の村人に行い、
「はい」と答えた村人が2人以上の場合はAの道、
「はい」と答えた村人が1人以下の場合はBの道が安全な道となる。

解説
このタイプの論理クイズは場合分けして考えるのが基本になる
「「Aは村へ続く安全な道ですか?」という質問にあなたは「はい」と答えますか?」
この質問をQ1とする
Q1に対するそれぞれの村人の返答は以下の通り

<正直村の住人>
Aが安全な道の場合:「はい」
Aが危険な道の場合:「いいえ」

<嘘つき村の住人>
Aが安全な道の場合:「はい」
Aが危険な道の場合:「いいえ」
嘘つき村の住人に対しては「○○という質問に「はい」と答えますか?」という形で質問を2重にする事で2重否定となり、真実の答えを引き出せる

<肯定村の住人>
Aが安全な道の場合:「はい」
Aが危険な道の場合:「はい」

<否定村の住人>
Aが安全な道の場合:「いいえ」
Aが危険な道の場合:「いいえ」

上記の分岐によりAが安全な道の場合、否定村の住人以外は「はい」と答える
よってAが安全な道の場合は、3人にQ1の質問をしたら、少なくとも2人は「はい」と答える
したがって2人以上「はい」と答えたらAが安全な道となる

Aが危険な道の場合は、肯定村の住人以外は「いいえ」と答える
よってAが危険な道の場合は、3人にQ1の質問をしたら、少なくとも2人は「いいえ」と答える(=「はい」と答えるのは1人以下)
したがって「はい」と答えたのが1人以下の時はBが安全な道となる

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