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何年も悩んできたアトピー性皮膚炎を克服した話

※本稿は個人の意見であり参考程度に留めてください

「アトピーが治りました!」というPRや広告に何度騙されたことだろう。

初めに断っておくが、アトピーは治せない。

私がアトピーを克服した経緯も含めて、順を追って説明する。

「アトピーを治す」のは諦めよう

アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患である。

アレルギー疾患とは、食物アレルギー花粉症と同じ種類の病気だ。

つまり、これらの疾患と同じく(稀に治ることはあっても)、治そうと思って治すのは至難の業だ。

アトピーで苦しんでいる方がいたら、まず最初に「アトピーを治す」のは諦めよう、とお伝えしたい。

どのようにアトピーを克服したか

アトピーを発症してから本当に辛くて、早くアトピーを治したいとばかり考え、お金も時間もたくさん注ぎ込んだ。

そんな中で気付いた。
アトピーは治せないということに。

そして思い至った。
治せないのなら、寛解(症状が落ち着いた)状態が続くようにすれば良い。

花粉症の人は、花粉症自体を治すことが出来なくても、花粉が飛ぶ時期になると症状を抑えるために薬などを使って対策するだろう。

アトピーも同じことだ。

アトピーを治すことは出来なくても、その症状を抑えるための対策を取ることが重要なのである。

アトピーを克服する方法

まずは、現在出ている症状を抑えること。

皮膚科を受診し、自分に合ったステロイド外用薬を処方してもらう。
副作用などの悪いイメージがあり敬遠していたが、ステロイドは適切に使用すれば全く問題ない、安全性の高い薬だ。

症状が寛解したら、【清潔】と【保湿】に気を付けて生活する。

以下に私が使用しているアイテムを紹介するが、合う合わないは人によるだろう。万人におすすめ、というわけではないことをご了承願いたい。

私が使っている商品(参考)


プリュ モイストシャンプー/コンディショナー

アミノ酸、オーガニック系、石けん、ベビー用、美容室専売品を試した末、ようやく自分に合ったシャンプーを見つけた。肌が荒れない優しさでありながら、きちんと汚れを落としてくれる。


プリュ クリアファインブラックソープ

炭とシルクの洗顔せっけん。泡立てネットを使用すれば簡単に泡が作れる。洗い上がりはさっぱりしているが突っ張らない。チューブタイプもあるので、好みに合わせて使い分けられる。


ボタニスト ボタニカルボディソープ

シャンプーと同じく、肌への優しさと洗浄力のバランスが取れているものを探し回って見つけた商品。ちなみに、ボタニストのシャンプーは私には合わなかった。


セタフィル モイスチャライジングローション

皮膚科でも広く使われているブランド。伸びが良く、全身の保湿に適している(ワセリンやスクワランオイルは、伸びが悪く使いづらかった)。最近注目のナイアシンアミドも配合されている。


ニベア モイスチャーリップ 無香料

アトピーに直接関係は無いかもしれないが、唇が荒れやすくリップクリーム選びも大変なので、同じく敏感肌の方の参考になればと思い載せておく。どんな時でも荒れない優秀リップ。


オルビス スキンケアライン

通常のスキンケア製品の場合、乳液やクリームが肌に合わず困っていた(界面活性剤のせいだろうか?)。
オルビスのスキンケアは、化粧水の後、乳液の代わりに保湿液(ジェル状の保湿剤)を使用する。これが私には合っていた。


克服=「うまく付き合う」ということ

現在アトピーは寛解しており、炎症があった場所と他との境目が分からないほど綺麗になっている。

季節の変わり目等にはアトピーが出ることもあるが、皮膚科の薬を使えばすぐに治まる。

アトピーを克服した今思うのは、アトピーは「治す」ものではなく「うまく付き合う」ものだと感じている。
何度も例に出して申し訳ないが、花粉症と同じだ。
根本的な治療が難しいのだから、辛いと感じる症状を抑えれば良いのだ。

以上、あくまで個人の意見として、アトピーでお悩みの方の参考になれば幸いである。


参考:アレルギーポータル(一般社団法人日本アレルギー学会)

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