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耕作放棄地を再生させる協生農法のミニマムハーブ園

Facebook post. 2/20 .2023


三分の理から脱却する農法


「盗人にも三分の理」とは
目の前のよかれ、が見えない7割に悪影響を及ぼすこと。
近くの3割の「功」が 遠くの7割の「負」を作る。そういうことは、暮らしにも社会にもよくありますよね。

 

昨夏からはじめてみた。
耕作放棄地を使った協生農法 のミニマムハーブ園。

1ヶ所 は 「DEN-EEN」(元 田園)
もう1ヶ所 は「ストーンオーシャン」(元 ぶどう畑) 

この名前をつけたこの2つの場所(ラボ)で、同じものたちを植えてどんな変化があるか定点観測中です。

DEN-EEN は 水持ちよく日当たり悪し
壬生菜、えんどう。ストーンオーシャン
ストーンオーシャンは石だらけ スコップが5cmも入らない。土をつくる緑肥作物たちを多めに。
ストーンオーシャンでも、ニンニクやニンジンは、出てきてる。


気がつけば、たった半年で人生経験したことない30種以上の野菜と果物を植えることに。あれよあれよと育つのでどの植物がどんな顔立ちか性格か、後から後から学ぶので

ああ忙しない。 でも、おもしろすぎる。


七分の理を活性化させる協生農法



本来の命には、「生態遷移(自然遷移ともいう)」というメカニズムが備わっていて。100年前から、あの明治神宮の内苑の森もそう。生物多様性の宝庫に。



協生農法は、「単一農業」ではなくて「生態系のメカニズム」を再現する農法。その力を発揮できるよう、多品種を混生密生で無耕起、無施肥、無農薬、種と苗以外は持ち込まないのがポイント。

大事なのは、撒くタイミングと協生しやすい組み合わせ、その種のサバイバル力を活かすこと。もちろんその中には、雑草や害虫と「呼ばれるもの」も仲間として入ってます。それが 多様性の源泉です。


三分の人間の理のために、七割の負(環境破壊)を生み出し続ける単一栽培の大規模農業形態から、生態系を再生させる協生農法のアプローチへ。

三分の 大人たちのシステムを変えていけば
七分の 子どもたちの未来から収奪しなくてすむ。

これってどんなゲームよりチャレンジングじゃあ。

ストーンオーシャンだいこんは 逞しすぎ




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