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思い出せ ケンリ。

(facebook post 2023年12月より)


「カクカクシカジカで・・・とにかく怖いんです」

そう言える人がいること、それを言える場があること。それが 「怖い、と言ってOK」な権利です。うす暗い部屋でシワの深い人たちしか権利を作れないことはなく、誰でも権利は作り出せるはずです。

欧州では以前から広がっていた修理する権利(Right to repair)。大量消費国のアメリカですら、今年 ニューヨーク州など法制化されました。スマホも冷蔵庫も、新作を買うか買わないかの2択からの脱却できるための権利です。

先日、友人と話していて「テーマパークが窮屈に感じるよね」という話で盛り上がりました。テーマパークの中では、アトラクションを選ぶ権利しかないからです。でもテーマパークを作る権利の方がもっとクリエイティブなのでして。子どもがずーっと真っ暗になるまで砂場遊びに夢中になるのは、そこが「どんなものも作ったり変化させたり作り直してもいい権利」が溢れている場所だからです。

「この中からさっさと選べ」

もし ぼくらが、そう言われているように感じているなら消費者として飼い慣らされているからでしょう。消費者であるところに留まっていると、できることの選択肢はすごく狭いままです。

何かを始めてOK  何かを変えてOK  何かを広げてOK  何かを止めてOK 
「OK=権利」をもっと クリエイティブに生み出せたり、いろんな人にプレゼントしたり。選択肢なんて気にならないくらい、もっといろんなことができる力があることを思い出すことって大事です。

時には消費者であることを忘れてほんとにこんなことを実現したかったなー、ということを。

思い出せ ケンリ。


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