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もうDXという言葉には踊らされない

DX、デジタルトランスフォーメーション。

毎日耳に入ってくる。職業柄チェックしているからか、Facebookの広告には「DXセミナー」なるものがタイムラインを埋め尽くす。

「やばい、弊社もしなければ…」と思っていたのが、半年前。その時の私は「何から手をつけていいかわからない」状態。セールストークに踊らされた。DXを知らない社員も多く、まずは認知からだ、現在持っているデータを整理して、いや持ってるデータってなんだ?関係する部署は、、、と右往左往。結果何も進むことはなかった。

それをスッキリと整理してくれたのがアフターデジタル2。とにかくDXだ!と騒いでいる社長、上司がいる皆様、ご一読をオススメする。

「新たな顧客体験(UX)を作り、顧客とアフターデジタル型の関係性を気づくことがあるべきDXである」。の一文に凝縮されている。

我々だけがそう思えるのかもしれない。なぜなら静岡新聞社イノベーションリポートに同じような事が書いてあるからだ。いや、恥ずかしい。実は作成チームの一員ながら、この一文に出会えるまではまだ腑に落ちていなかった。イノベーションリポートでも

・デジタルファーストじゃなくてユーザーファースト
・今ユーザーファーストを実現するためにはデジタルファーストは避けて通れない
・既存事業の現代化を一気に進める必要がある
という文脈をはっきり謳っている。

いわゆる新聞「紙」のビジネスをしていると、「紙をすてるのか!」と言われるがそうではない。紙にだって顧客体験を変えていくことはできるし、紙を必要としている人もいる。時代が変わってデジタル体験がより大きくなり、その割合が増えてきているということ。

我々は今のユーザーの声と少し先を歩くシリコンバレーの声を聞きながら作った。この本はもしかしたらもっと進んでいる中国の事例を引き合いに出しながら作成している。

どちらも未来を見て書いているところが共通。だから合致するし、その過程をみてきたからこそ腑に落ちる。そんな気がする。

DXだ!と焦っている方、一度立ち止まってはいかがでしょうか?


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