見出し画像

ハッピーセットが人生を教えてくれた

きっかけはマックのハッピーセットだ。CMを息子と一緒に見てしまった。「プラレールだ!」こうなったら止まらない。息子の喜ぶ顔を見たい気持ちと父としての収集欲が動き出した。

「あれ?一年前もこんなことが…」、アルバムを遡るとやはり一年前、ハッピーセットのおまけはプラレールだった。一年前を思い浮かべ、すぐにコンプリートすべく優秀な後輩たちにメールをいれた。1日で一個が限界。何日も食べたくない。そうだ、仲間が必要だ。若いやつらなら二個、三個といける。(一個くらいはご馳走しよう)

さてさて、と早速メールを打つが、「マックのハッピーセットを食べよう」では芸がない。「食べてくれ」だと支払わなきゃいけなくなる。(おごる気がないのではなく、できるだけ避けたい)それとなく、思い出させて「そうだった!」と自ら買うくらいがいい。共通項はお互いに一年前ということ。うーん、と一年前の彼彼女らに想いを馳せる。

引っ越しで大変だったやつ(これは先輩)、転職で入社したてでとにかく覚えようと頑張ってたやつ、役割が増えて気合い入っとたやつ… 一人づつメッセージに気持ちを込める。

・・・果て、おれは…?
そんなことで始まった、一年の振り返り。一年前、営業から経営戦略に異動。転職したかのように仕事が違う。ハッピーセットよ、ありがとう。一年前を振り返り、過去の自分へのメッセージ。

前例踏襲はするな、失敗する。

人を見よう、相手が違うんだ、やり方も伝え方もかえなければならない。過去に学んだことがあるはずだ。

真似しようとするな、失敗する。

誰か、になることはできない。良いところだけ盗んで、足りないとこを補え。自分でしかできないことが見えてくる。

未曾有の病気で世界が変わる。時計の針が一気に進む。

できることは常に準備をしとくことだけ。チャンスの神様が来たら前髪つかんでタコ殴りして横に座らせるくらいの気構えで、いつでもいける準備をしとけ。

言葉には気を付けろ。

息子が真似をするようになる。自分の感情は大事だけど相手の感情を見てから発言しろ。共感は家庭でも職場でも、だ。

人を変える、なんて思うな。

人が変われる環境を作って背中を押す、くらいの感覚でいろ。笑顔で優しく。

失敗の数が少なすぎる。もっと大胆にいけ。

Doerになったんじゃないのか?
探索を続けろ!VRが最近なんて遅すぎる!まずやってみるじゃなかったのか?

慌てるな。慌てるとろくなことが起きない。

たいていの失敗は焦りからきてる。慌てずに急げ。時には立ち止まって振り返ろ。

在宅勤務中にONE PIECEは読むな、止まらなくなるぞ。
鬼滅の刃はちゃんと読んどけ。立ち読みで飛び飛びだから映画見たくてモンモンとするぞ。
スマホゲームは極力DLするな。探索体験だけにしとけ。時間が奪われる。
釣りは朝5時が一番釣れるから早起きしろ。

一年後に同じことを言わないように精進しろ!

さてさて、来年の今ごろもハッピーセットのおもちゃはプラレールなのだろうか?息子の鉄道熱は続いているのだろうか?続いていなくてもきっとCMを見たら、一年前を思い出すだろう。その時は後輩諸君、またよろしく頼みます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?