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月の満ち欠けを味方につけて先延ばしを乗り越える。

毎週火曜日と金曜日の「ゴミの日」にゴミを出すことはできるのに、たとえば、いつまでもクリーニング屋さんへ冬物のお洋服を持っていくことができないってこと、ありますよね? (あれ、わたしだけ…?)

前回のnoteでは、やることリストを作って、ちょっとした中断が入っても、「今ここ」に集中しやすい仕事術について記載しました。

やることリストを完成させても、“あとでやる”タグが付いていて、意外と進んでいない場合もあります。先延ばしっていうヤツですね。

やろうと思うのに「いつやるか」が決められず、そのままどんどん溜まっていくと、実行力の低下に繋がってしまいます。

そうなる前に、今回は「月の満ち欠け」を活用して、悩まず合理的に期日を決めていく方法をご紹介していきたいと思います。

ちなみに、月の満ち欠けを活用した方法論は、世の中に多くあります。その中で、わたしが、参考にさせていただいているのはこちら。

特製のスケジュール帳はこちら。

わたしは、ここから、月のリズムの部分のみを抽出して、単純化させて活用しています。


なぜ期日が決められないのか。

これは一言でいうと、いつでもできるから。「いつでも良いよ」と言われると、いつやるか決めるという決断をしなくてはならないので、氣持ちにも負担がかかるんですね。人は、制限がない方が、不自由になる……ということは往々にしてあるのです。

冒頭のゴミの例は、火曜日や金曜日など、決められた日にしか出せないという制限があるから、遂行できるのだと考えています。(もちろん、すぐに溜まってしまって溜めておけないという理由もありますが……)

であれば、「理由を付ける」などの制限を設けることができれば、解決するのではないか……ということで、活用するのが「月の満ち欠け」です。


ほぼ自動的に期日が決まる方法論

わたしは、何事にも「理由」を付けたがるタイプなのですが(通称、めんどくさい人)、逆に力業でも理由を付ければ(見つかれば)、比較的行動しやすくなります。なかなか行動できない人の中には、理由を探す人も多いのではないかと思っています。

人の行動を大きく分けると、「増やすこと」「減らすこと」に区別できることがわかります。たとえば、「本を読んで知識を得る」だったら増やすこと、「お掃除をする」だったら減らすことという具合です。

これを「月の満ち欠け」に寄り添わせるというのが、今回のコツであります。

お月さまにも満ちていく期間欠けていく期間で、それぞれ役割があると言われています。

満ちていく期間(新月→満月):
始める・増やす・広げる・吸収する

欠けていく期間(満月→新月):
完成させる・手放す・整理や準備・デトックス

これを基準に期日を決めていきます。

それだけ? って感じですが、結構、効果抜群です。なぜかというと、月の満ち欠けは、ほぼ2週間単位で区切られるのですが、その間で“やれる日”というのが、意外と限られるから。

ほら、待ってました、制限です。この制限によって、自動的に決まったり、無制限に比べたらだいぶ決めやすくなったりします。

「増やすこと」「減らすこと」というテーマをはじめに決めておくというのがポイントですね。


実際の活用について

根本的には、本家の「ムーンプランナー」をご活用いただくのが良いと思います。わたしの場合は……

・書き込むので、サイズが大きい方がやりやすい
・日付を縦一列にすることによって、時間を視覚的に捉えられる

……という理由から、エクセルで自作しています。こんな感じですね。

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(ちなみに、一応、参考書籍『満ち欠けスケジューリング術』の中に、ムーンプランナーがない場合は、日付の入っていないマンスリー手帳を活用すべしとあります。「ムーンプランナー」を使わないのは、けしからん! という話ではないので、あしからず……)

わたしは、前回のnoteで記載したとおり、やることリストは、一応、完成している状態ではあります。ただ、この方法論は、見直しすることが重要なので、その見直しのタイミングを取っておくことで、効果が高まります。


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「あとでやる」タグの見直し
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やることリストの中で、日時が決まっていないのは「あとでやる」タグを付けたものだと思います。

このタグを付ける際、条件としては、一応、1ヵ月以内にやるつもりだけど、今じゃない…というようなものでした。こういうものが、どんどん先延ばしにされやすいんですね。

この見直しのタイミングですが、「あとでやる」つもりだったけど、日付を決めるか、やらないという判断をすることになるので、手放すという意味合いも含め、満月の日に行ないます。

次の満月の日まで、前半が欠けていく期間、後半が満ちていく期間となります。この期間の中で「あとでやる」ことを「増やすこと」「減らすこと」に振り分け、期日を決めていきます。


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「やることリスト」の見直し
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Todoリストが習慣化されるまで、ついうっかり頭の中だけで「やること」を溜めてしまいがちです。

ですので、これからやっていくという意味合いを込めて、新月の日に「やること」の洗い出しをします。


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「連絡待ち」タグの見直し
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こちらでやることはやって、あとは「連絡待ち」という状態のものに、「連絡待ち」タグを付けました。

一方で、「連絡待ち」という状態は、ほとんど相手方の都合に任せてしまう状態でもあり、後々の予定にも影響する場合があります。

ですので、「連絡待ち」タグを付けたものについても、満月の日、新月の日、そして、上弦、下弦の日に見直すことにします。そうすることで、うっかり任せっぱなしで忘れるということがなくなります。


まとめ

「やること」を先延ばしにせず、淡々と進めていくということに焦点を合わせて、月の満ち欠けを活用しています。

計画を立てて、逆算思考で進めるというより、どちらかというと、目の前のことを確実にこなしていく、積算思考の人に響くのではないかと思っています。

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