見出し画像

スマホのひとり散歩。

note更新中に寝落ちする……というパターンが続いています。

実は昨日、スマホを落としたのです。落下じゃなくて、落とし物の方。あんまり、モノを無くすという経験はないので(家の中で置き忘れるみたいなことはあるけど)、事態が発覚した際は、一瞬、理解の範疇を超えましたね。

わたしとしたことが。(←AB型の口癖だと思いたい)

昨日は、わんわん×2匹(ボストンテリアのがっつさんとぷっちさん)を預かることになっていて。近所の公園を散歩することにしたのです。

お散歩なので、できるだけ身軽に、でも連絡は取れるように……と、わんわんのお世話グッズ+スマホのみの装備で出陣しようと決めたんですね。

スマホはパーカーについている、カンガルーのポケットみたいなところに収納しておけば“落とすことはないだろう”と思い、そこに。そのうえ、寒いからパーカーの上に、ちゃんと上着を着て出かけたわけです。

公園に着いたら、どうやら中に入るのはNGみたいなので、外周をまわることに。すれ違う方がみんなニコニコして「かわいいねー」って言ってくださって、わたしはご満悦。

そのうち、年配の女性に遭遇して、連れているわんわん×2匹が懐いたんですね。その方は「かわいいねー。同じ顔をしているけど兄弟?」と聞いてくださって。

「そうなんですー、兄妹なんですー。こっちがお兄ちゃんのがっつ、こっちが妹のぷっちです」となぜか自慢げに話すわたし。

そしたら、「君たち、太り過ぎだね、運動しておいで」と。

な、なんと(笑)。「じゃ、思いっきり走って来ます!」と言って、ダッシュで公園を2周してみたんですね。さすがに、暑くなったので上着を脱いだところ、「あれ、スマホが無いかも?」と思ったのです。

ポケットに入っていない=落としたという風に発想がいかず(そんな経験ないから)、お家に置いてきたのかな、ボケてるな自分と思い帰宅。

家にもやっぱり無いので、「あれ、これはひょっとしてマズいことになっているかもしれない」と脳裏に浮かび始めます。

それなのに「あんなに大きなもの、お腹のポケットから落ちたら気が付くだろうし、外周はほとんどコンクリートだったから、わかるだろう……」という気持ちもあったわけです。

……とはいえ、やっぱり家には無い様子なので、もう一度、わんわんを連れて公園へ。まさかの3周目の散歩です。この時点で、まぁまぁ、体力的にも微妙な感じだったのですが、焦りもあって、それなりの速度で散歩です。

わんわんはキョロキョロ、わたしはキョドキョド

落下音に気が付かなかったとすれば、砂か芝生の上に落としたハズ……ということで、限られた場所を重点的に探したのですが、見つかりません。

iPhoneなので、ついに「iPhoneを探す」アプリ?に頼る時が来たか……と思いつつ、引っ越したばかりでPCがネットのつながらないし……とモヤモヤしはじめます。

そんなことをしていたら、先ほどお会いした年配の女性に再会。いろんな意味で汗だくになっているわたしを見て「たくさん運動してもらったんだね、よかったね」とわんわんに声をかけてくださいます。

わたし「そうなんですー。ぐるぐる回ってますー(いろんな意味で)」

かわいい、かわいいと言ってもらえて、ニコニコしつつ、気持ちはiPhoneの行方を追っている状態。ちょっとあたふたしてたので、ついその女性に……

わたし「実は、携帯電話を落としてしまいまして……。いま探しているんです」

……と打ち明けてしまいました。そうしたら、

女性「じゃ、いま私のケータイから電話をかけてあげようか。音が鳴るかもしれないじゃない」

……と、ご提案してくださったので、涙目になりつつ、お願いしました。電話番号をお伝えして、電話をかけてくださったので、耳を澄ませます。

しーーーん。

いままで、聞こえていなかった鳥のさえずりまで聞こえてきます。「電話、かかってるのかな」と女性が受話器を耳に当てると……

女性「あれ、向こうで「もしもし」って言ってるよ?」


えっ?? わたしの電話に誰か出たの??


さっそく電話を替わってみると、公園の管理事務局の方でした。たった今、落とし物として届けてくださった方がいらっしゃって、手に取ったら電話がかかってきた……とのこと。

おぉ、なんというタイミング。

そんなわけで、女性へ猛烈にお礼しつつ、一緒に管理事務局へ。そこで、届けてくださった方にもお会いでき、赤べこのようにぺこりぺこりとお礼をし、無事、手元に戻ったのでした。

これ、あなたので間違いないですか? と聞かれましたが、iPhoneケースにボストンテリアが印刷されているものだったので、一緒にいるわんわんをみて「あ、間違いないですね」というミラクルな展開も。

(慌てすぎて&お財布も持ってなくて、お礼だけで済ませてしまった……)

そんなわけで、ドタバタな1日を過ごし、note更新中に爆睡してしまいました。

またお散歩に行ったときにお会いできたら、あらためてお礼をしたいです。そして、わたしも、お世話になった女性のように、機転の利く対応を心掛けたいと思います。

スマホがひとりで散歩に出てしまうとは。めっちゃ焦ってしまった……。

わたしとしたことが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?