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【HSS型HSP】なぜ継続できないのか

こんにちは、Ryoです!

今回はなぜHSPが物事を継続できないのかをテーマに、継続できない原因について向き合ってみました。

以前、”熱意はあるのに物事が継続できないHSS型HSP”という記事を書きましたが、今回は原因となる考えについてや、その特徴とどうやって向き合っていけば良いのかを深掘りしていこうと思います。

継続できない原因として考えられるもの

・完璧を追求し過ぎて一つの物事を”完成”にもっていくまでに時間がかかる

一言で言えば完璧主義者ですね。完璧と言ってもあくまでも自分が納得できるクオリティーなので自己満の範疇ではありますが、より良いものにしようと色々と改善点を探して直してを繰り返す。だからかなり時間がかかってしまう。

物事が上達するためには”完成”を何度も繰り返す事によって徐々にクオリティーを上げていく事が重要ですよね。

しかし、一回の完成までに費やす時間が長くなってしまう程体験できる”完成”が少なくなってしまう。

”完成の体験”というのは達成感を得られるので、それが自己肯定にも繋がります。自己肯定に繋がるということは、それだけモチベーションがキープしやすくなる。

なので、物事を継続する上でこの”完成の体験”って結構重要なのですが、HSS型HSPの人の場合、挑戦→完成→改善→上達というサイクルが遅かったり、完成まで辿り着けないという事があると思います。

人物画を描くのをイメージすると分かり易いかもしれませんね。

素人が人物画を描こうと思ったら、ほとんどの人がまずは顔の完成を目指して描き始めますよね。

そして、納得いくまで顔を描き直す。顔に納得したら次は首から下を描いていく。しかし、顔を追求し過ぎて体を描く前に疲れて途中で断念。

この流れを繰り返しているとその人の画力はどうなるのか。

顔だけ上手く描けるのに首から下のクオリティや全体的なバランスが壊滅的で、人物画自体は上達していないといった感じになると思います。

挑戦→改善→改善→改善…→停滞or完成せずに終わる

といった感じでしょうか。僕もこのパターンが多いです(笑)

ワンポイントに注力し過ぎて停滞してしまったり完成せずに終わるということは、部分部分の改善ができても全体的な上達には繋がらない。よって、達成感や成功体験がなかなか得られない。=モチベーションに繋がるような経験が少ない中で続けなければならない。だから挫折してしまう。


・『”完成”にもっていくまでに』と言ったが、実質完成はない

完璧を求めているので、一旦”完成”とした物でも後々気になって改善点を探してしまうのでちょいちょい手直しをする。

先程と言っていることは同じですが、何が言いたいかというと、継続すればする程気になることリストが増えていっているので同時に精神的負担が増えていきます。

例えば、このnoteの記事に関してもいまだに一本目の記事を読み直して手直しをすることがちょいちょいあります。

何を考えているかというと、より良い記事にしたいのはもちろんですが、もし過去の記事を読んでくれた方に『読みづらい』とか『言ってることが支離滅裂だな』と思われたら嫌だなと考えています。

僕個人の理想的な考え方は、投稿する段階では『これでバッチリだ』と思えているので、投稿した後は『この記事は過去に書いたものだ』と割り切ること。

後日読み返して『こうすれば良かったな』と思ったことは次の記事から実践すると決めてしまえば、毎回新しい記事のみに注力できるんですけどね(笑)

読んでくれている方の中にも過去のことをいつまでも気にしてしまって、継続する程にそれが増えて負担になって辞めてしまうという方もいるのではないでしょうか。


・リセット癖がある

こちらもこれまで書いてきたことと似ていますが、完璧を求める性質上今まで続けてきたことを一旦リセットして一からやり直すということがあります。

誰でも最初は手探りだし最初から良いものを生み出すことはできないのだから、時間をかけて徐々に良くしていけばいいですよね。

積み上げていくという事が大切だし、荒削りでもそれを良いと思ってくれる人もいるはず。

しかし、完璧なもののみで統一したいという欲が出てきて、これまで積み上げてきたものを一旦リセットして一から始めたいと思ってしまう。

リセットという選択をとる事により心機一転感はありますが、習慣になりかけていた物事の”続けてきた感”が失われてそれが原因で辞めてしまうこともあるので注意が必要です。(自分への戒め)


・単純に飽きてしまう

もうこればっかりは仕方がない事なのかもしれませんが、色んな事に興味が移ってしまうので飽きやすくもあるんですよね。

ある程度結果を出して『もうこの分野では戦う相手がいない』というレベルになってから飽きて次へ行くというのならかっこいいかもしれませんが、僕の場合は何も達成してないけど飽きる事があるのでそこが悩みだったりします(笑)


・途中で『この方向性で本当に合っているのか?』『このまま進んで大丈夫なのか?』と考えてしまって、自信や続ける意味を見失ってしまう

僕の場合これが最も多い原因かもしれないです。

始める前は『これならいける!』『これなら間違いないからあとは継続するだけだ!』とやる気に満ちて自信たっぷりなのですが、しばらくすると『あれ?これって続けても本当に意味あるのか?』とか『方向性を間違えたかもしれない』という考えが浮かんできて、当初にあったモチベーションがなくなってしまいます。

それでも続けていけばある程度の結果にはなるのかもしれませんが、この段階では既に大半のやる気や意味を見失っているのでそこから持ち直すのは至難の業です。


こんな感じで継続できない理由として考えられるものを幾つか挙げてみましたが、否定意見に弱いので、やっていることを否定されて続ける自信がなくなるというのもあったりしますよね。

これらの理由でなかなか物事が続かないという悩みを抱えている人も多いかと思いますが、最後にこの特徴との向き合い方を書いて終わりにしようと思います。


この特徴との向き合い方

先程紹介した過去の記事の中では最後に、『継続できる事を探すための過程としてまずは色んなことにチャレンジしてみてください。』というようなことを書きましたが、今回は別の視点から書いてみます。


そもそも”何かに興味を持てること”自体素晴らしいことだし、続こうが続かなかろうが”チャレンジをした”時点で既に少数派なのでもっと自信を持っていい。

何かをやってみたいと思うこととか興味が湧くことって当たり前のようでなかなか難しい。

この記事を読んでくれているということは、物事が続かないという悩みを持っている人が大半だと思いますが、その悩みを持っているということは娯楽以外の事に興味が湧いた事があるということですよね?

娯楽というのは当たり前ですが楽しいものなので誰でも興味が湧きますよね。しかし、娯楽以外となるとそこには『楽しくないな』と思う作業なんかも含まれています。

それでもやりたいなと思えるのは素晴らしい事だし、ましてや実際それにチャレンジできる人はかなり少数派です。

継続できないという理由で自分を責めてしまう人も多いと思いますが、そもそも行動に移している時点ですごいんです。

『やりたいことがある』と言いつつ結局やらない人って多分思っている以上に多いですよ。

何かにチャレンジすることは継続するのと同じように心にも体にも多少なりとも負担がかかるし、娯楽に興じた方が楽しいですからね。

だから、続かなかったけど何かに挑戦した人というのは”挑戦する負担”を既に乗り越えている訳です。

それをクリアできたんだから”継続する負担”を乗り越えるためのポテンシャルは持っていると思いますよ。


考え方の前提条件を変えてみる

物事が継続できない=自分はダメだ と思っている人は、まず前提条件を変えて考えてみてください。

継続できない事が人より劣っているのではなくて、前提条件としてほとんどの人は物事を継続できないんです。

ではなんでHSS型HSPの人の多くはこの悩みを抱えているのか。それは挑戦する機会が多いからです。

つまり、本来は多くの人が物事をなかなか続けられないという特性を持っているが、そもそも何かに挑戦する機会がほとんどないから悩みにすらならない。

しかし、挑戦する機会が多い人はそれに比例して”物事が続かなかった”という経験をする機会も多いわけです。だから『自分は人より物事を継続できないんだ』と思ってしまう。

それがHSS型HSPの人にこういった悩みを抱える人が多い原因、というか正体なのではないかと思います。

だから続かないことは別に悪い事でもなければ特殊な事でもない。

むしろたくさん挑戦している分、継続できることを見つけられる可能性が他の人よりも高いと言えるのではないでしょうか。

この悩みを持っている人の多くは

物事が続かない→それは悪い事だから治さなければ

と改善策を考えがちだと思いますが、そこには”継続しなくてはいけない”という強迫観念みたいなものがあるんじゃないでしょうか。

物事を続けるためには?と考えるより、”強迫観念からの継続”ではなく、”楽しいことばかりではないけど自分に合っていて自然と継続できる”というものを探してみた方が結果的に長期的な継続に繋がるのではないかなと思います。

同じ継続をするのなら、自分に合っているものの方が気持ち的にも絶対幸せですしね!

という事で今回はこれで以上になります。

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それではまた次回の記事で(^-^)/

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