書くことがない

書くことがない、というか書けることがないです。2周連続アルバイト関連の記事を書いているように、最近の生活はアルバイトと研究で忙しいのです。アルバイトの話題はほとんど尽きてしまいました。揚げ物用の油を交換する仕事が大変です。

研究の方は最近成果が出始めていて、卒業研究発表会に向けてデータをこれから揃えていく段階です。そこで自身の研究の成果を発表するのですが、口頭発表は引用できる形式の研究成果ではないため、論文として発表したいと考えています。私が行っている研究のテーマがとてもマニアックなものであり、引き継いでくれる後輩がしばらく現れなさそうで、また私は間も無く卒業して就職しまうので、私の代で区切りをつけるべきなのでしょう。現在は複数のテーマを並行して進めているため、それぞれを個別で論文にする必要がありそうで、就職した後も作業を行う必要がありそうです。論文に掲載するかもしれない情報をインターネットに流す訳にはいけないので、研究がうまくいっているために、noteに書くことがなくなっています。

研究のために日々磯採集を行なっているのですが、私が(所属する研究室が)注目するような生き物はどうやら未記載種ばかりのようで、研究のネタはそこら中にあります。新種の記載は度々ニュースになりますが、未記載種を採集すること自体は非常に容易です。しかし、それが未記載種であると認識し、記載のために情報を集める作業が大変なのです。過去に記載された種と徹底的に比較し、該当する種がいないことを確かめなければなりません。

フィールドに通うことと文献で勉強をすることを繰り返していると、「こんな種がいるはずがない」という感覚を抱く種に出会うことがあります。だいたい未記載種です。私もいくつかサンプルを持っているのですが、記載する気力も実力もありません。途中まで進めて「後は誰か頼んだ」の体で発表してしまうか、その分類群に詳しい研究者に頼って共同研究にしてもらうか、どうしましょうね。私が大学院以上まで進学するなら迷わず記載に挑戦していたんですが、就職して経済的に自立したい思いが強かったです。いつかお金が貯まったらアカデミアに戻りたいですね。

「研究者は放っておけば研究するような奴らだ」みたいなことを、研究者(ポスドク?)が薄給なことの言い訳として述べる人がいますが、うるさいですね。そういう性格だからといって薄給が許されるわけではないので、いいから金をください。就職したらアマチュアとして頑張って研究に勤しもうと思います。

そうだとしても院卒の資格は欲しかったな。厳しい世の中。

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