タロットが魅せてくれた世界。親友との関係。

大学時代からの親友がいる。
それこそ、いいときも、悪い時も、すべてを一緒に過ごしてきた。
ちなみに、この話に登場する「占いに一緒に行った」友達だ。

若かりし頃の、恋愛のいざこざ。
体を酷使しながら、ドロドロになって働いた日々。
同時期に結婚して、子供を産んで母となり。
ともに働きながら、ワンオペ子育てに明け暮れ。
やっと落ち着いたと思ったら、想像を絶する悲しい出来事もあった。
神様はなんてひどいことをするんだろう、と思ったことも。

ずっと近くにいたわけではないけれど、
不思議と、危機となればそばにいる、そんな距離だった。

最近、お互いに子育てを終わろうとしているステージで、
あれこれ話すこともたくさんある。
どうでもいい話も、他の誰にも話せないような本心も。

最近、そんな彼女にすごく助けられたことがあった。
きっと、彼女は何も意識していなくて、いつも通り、
「私は涼の味方に決まってる。」といわんばかりの態度であった。
誰にも伝わらなかった私の気持ちを、私の代わりに言葉にして、吐き出して、怒り、悲しみ、そんな負の感情を一緒に感じてくれた。

あまりにも心が温かくなって、私は自信を取り戻した。
この状態を、なんと表現すればいいんだろう。
彼女への感謝、二人の長年の歴史…
この満たされた感覚は、どう表現すれば。

どうしても表現したくて、タロットに聞いてみた。
「彼女の私への思いは、どんな感じ?」
ワンオラクル、でずばっと。

THE WORLD

ああもう、なんて美しいカードだろう。
教科書から意味を抜き出していくと、

・自分の居場所をつくってくれる人
・よい仲間
・長いつきあい
・人望
・幸福感
・味方
・協力者

うん、あってる。
でもなんだか「そんなもんじゃない!もっと!」って感じもする。

そう、まさに「THE WORLD」だ。
それ以上でもそれ以下でもない。

今回、このカードが教えてくれた感覚を、私はこの先一生忘れないだろう。




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