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【勉強法】名大首席流!勉強計画の正しい立て方


勉強計画の重要性

「何から勉強すればいいか分からない」「今の勉強ペースで合格するか不安」といった悩みはありませんか?ただがむしゃらに勉強をしていても成績は上がりません!
成績を上げるには、正しい勉強計画が必要なのです。

勉強計画とは、目標から逆算してその日に何を勉強したら良いのかをスケジュールしたものです。
目的地にたどり着くための地図、車でいうカーナビと同じ役割を果たします。カーナビがあれば、目的地に最短時間で到着することができます

カーナビがなければ、目的地までの正しいルートが分からず、遠くに見える目的地に向かっても無駄な時間がかかるだけですよね。
勉強における勉強計画はまさにカーナビと同じで、目標を最短で効率的に達成するために欠かせない存在です。

学校の先生は、テスト前になると「計画的に勉強しろよ~」と良く言いますが、具体的な計画の立て方は一切教えてくれません
そこで、成績アップや志望校合格には欠かせない勉強計画の正しい立て方を紹介していきます。
まず、全体の流れは以下の通りです。

  • 目標を立てる

  • 現状の学力を把握する

  • やるべき勉強内容を書き出す

  • 年間→1日単位に計画を分割する


目標を立てる

勉強計画を作るにあたり、まずは目標を立てましょう。
目標がなければ何のために勉強をしているのか分からなくなりますし、やるべき勉強も明確になりません。

目標は「最終目標」と「中間目標」を設定しましょう。
例えば、最終目的は「志望校の○○学校に合格」で、中間目標は「3年生の10月の模試でB判定」などです。
さらに、中間目標は複数設定するのが効果的で「3年生の6月の定期テストで学年50位以内」や「3年生の4月に偏差値60以上」など2ヵ月に1つは中間目標を立てましょう。

目標を立てる時のポイントは下記2点です。

  • 目標は具体的に

  • 目標は時期を決める

目標が「勉強を頑張る」だと何のために頑張るのか、何をもって目標達成なのかが曖昧です。また目標が「偏差値60以上」だと、いつの時点の目標なのかが曖昧です。
3年生の4月に偏差値60なのと12月に偏差値60なのとでは意味が大きく違います。目標は内容を具体的に、時期も明確に決めましょう。

また、目標が「合否」「順位」「偏差値」基準となっている場合は、その目標を達成するのに必要な具体的な点数も明らかにしましょう。
志望校の入試情報や過去の模試・定期テストの結果を参考に、各教科で何点を取れば目標が達成できそうか分かるはずです。
年度によって点数は当然変わりますが、平均すれば概ねの目標点数が決めることは可能です。
「合否」「順位」「偏差値」基準よりも「点数」基準の方が具体的で、計画の途中段階で目標の達成度合いが分かりやすいのです。


現状の学力を把握する

目標を設定したら、次は現状の学力を把握しましょう。
現在位置が分からなければ、目標との距離感がつかめず正確な計画が立てられません

例えば、現状では「テストで100位」「偏差値55」「模試でE判定」などです。
また、定期テストや模試を分析して、苦手科目や苦手単元も把握しておきましょう。苦手な科目や単元が分かれば、そこを重点的に勉強することで学力を効率的に上げることができます。

現状と最終目標には大きな隔たりがあることもありますが、現状に目を背けずに向き合いましょう。
最終目標との大きな差は、中間目標を何個も設定して実現可能な目標にまで落とし込むことで、小さな差となり勉強のモチベーションが維持できます。


やるべき勉強内容を書き出す

現状を把握した後は、目標達成するためにやるべき勉強内容を書き出しましょう。
志望校合格が目標であれば「教科書の問題演習」「問題集○○を終わらせる」「過去問5年分の演習」や「単語帳の単語を全て暗記」「文法書○○を終わらせる」「長文読解の問題集○○を演習」などです。

具体的に参考書や問題集の名前を挙げ、教科・レベルごとにやるべき勉強内容を全て書き出すのがポイントです。
どのレベルの問題集までやればいいのか分からない場合は、学校や塾の先生、志望校に合格した先輩に相談しましょう。

定期テストで50位以内が目標であれば「教科書の60~130ページの問題演習」「ワークの30~60ページの問題演習」「単語帳のNo.40~100を暗記」などがやるべき勉強内容となります。
テスト範囲が分からない場合も多いと思いますが、今までの傾向から大体の範囲を予想して書き出しましょう。

この段階で、やるべき勉強内容が具体的になっていなかったり全て書ききれていないと、計画に落とし込めなかったり計画の大幅な修正が頻発してしまいます。
目標達成までの勉強量の把握は、勉強計画を作る上で非常に重要なので、抜け漏れがないように慎重に行いましょう。


年間→1日単位に計画を分割する

やるべき勉強量が明らかになった後は、実際に勉強計画を作っていきます。
勉強計画は、年間計画→月間計画→週間計画→1日の計画の順に落とし込んで作成していきます。

まず年間計画では、中間目標を達成するのに必要な勉強内容を大まかな時期ごとに書き出します
例えば「高3年5月までに教科書レベルの問題を固める」「8月までに標準問題集○○を完成」「11月までに応用問題・過去問の演習」「12月に共通テスト対策」などです。

次に月間計画では、年間計画で設定した時期・勉強内容を各月に分割します。「高3の4月に教科書100ページまで演習」「5月に教科書101~最後のページまで演習」「6月に標準問題集○○の50ページまで演習」・・・といった具合です。

さらに週間計画では、月間計画で設定した勉強内容を各週に分割します。
「4月1週目に教科書25ページまで演習」「4月2週目に教科書26~50ページまで演習」・・・などです。

最後に、1日計画は週間計画で設定した勉強内容を各日に分割します。
例えば「4月1日、教科書4ページまで演習」「4月1日、教科書4~7ページまで演習」などです。
ただし、既に予定が入っていて勉強できない日や時間帯がある場合は、該当する日や時間も考慮して分割するようにしましょう。

勉強計画を作成する際のポイントは下記2点です。

  • 復習日・予備日を作る

  • 計画は修正していく

週に1度は、その週の勉強内容を復習する日と、遅れた計画を取り戻すための予備日を作りましょう。
勉強は1度暗記・演習しただけでは定着していません
例えば、毎週日曜日はその週に間違えた問題を復習したり、暗記事項を確認する日にすると良いです。

また、計画は毎日完璧に進められるわけではありません
遅れてしまった分を取り戻す予備日を設けましょう。復習日と同じ日にしてしまってもOKです。

計画の遅れが予備日で修正されれば問題ありませんが、大幅に計画から遅れることもしばしばあります。そんな時は必ず計画自体を修正しましょう。
計画から遅れた状態で勉強をしていては計画した意味がありませんし、何を基準に勉強を進めれば良いのか分かりません。
計画通りに勉強が進む方が稀なので、ためらわずに計画は修正するべきなのです。

ここまで、志望校合格や成績アップに欠かせない正しい勉強計画の立て方について具体的に解説していきました。
目標への羅針盤ともいえる勉強計画を早めに作成して、志望校に合格しましょう!

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