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【勉強法】名大模試全国1位の参考書・問題集


基本教材と進め方

「今使っている問題集で合格できるか不安」「この参考書では足りないかも」と感じていませんか?
志望校に合格するには、どんな教材をどう進めるかが重要です。
どう進めていくかは、他の勉強法コラムで紹介しているのでそちらを参照ください。

今回は「どんな教材」を使うのかについて、実際に塾長が高校で使用していた問題集・参考書を取り上げていきます
これらの教材を使って、学年1位・名大模試全国1位まで到達することができています。なお、教材の選び方は下記コラムで詳しく解説しているので、買う前に一読してみると良いと思います。

まず、使用した教材を紹介する前に、使った基本教材を洗い出します。

  • 学校の教材+模試+過去問

学校でもらった(買った)教材として、教科書や問題集・参考書がいくつかあると思います。
日常的な勉強で使っていたのは、言ってしまえばこれらの学校教材しかありません
教科書で基本的な内容を、問題集で少し難しめの問題を解いていき、参考書で知識を補完すると言った流れです。定期テスト対策で3周、受験対策で2周はしているので、合計5周はしていました。

ただ、学校の教材が少なかったり簡単すぎる場合は、志望校と自分の学力に応じた問題集が必要です。
それ以外は、基本的には学校の教材に手を付けていれば大外れすることはないでしょう。学校の小テスト・定期テストでもその教材から出題されることも多いでしょうし、あえて違う教材を使うメリットは少ないように感じます。

また、センター試験(現在の共通テスト)や二次試験を意識して模試と過去問もかなり使っています。
模試は、マーク模試・記述模試・冠模試問わず、必ず解き直しをして同じ問題をまた間違えることのないよう意識していました。
模試の復習や分析については、下記コラムで詳しく解説しています。

過去問での演習は本格的には高3秋からでしたが、1,2年分は夏ごろに解いてみて問題形式や難易度を確認していました。
この過去問は、良質な問題と情報の宝庫です。大学教授が趣向を凝らした問題だけに、非常に考えられて作成されています。大学が求めている知識・能力の他、問題傾向もつかめるので多くの年度の過去問をやれるに越したことはありません。

塾長は、理数系(数学・物理・化学)は15年分、英語は10年分は解いていました
センター試験の過去問は5年分ほど解きました。なお、模試と同様、何回も解いて2度と間違えないよう復習も当然していました。

次章からは、各教科ごとに使用していた教材を紹介していきます。なお、教科書・模試・過去問は省略しています。


数学の教材

数学で使っていた教材は下記4種類です。

  • 青チャート(定期テスト対策用)

  • スタンダード数学演習(受験対策用)

  • オリジナル・スタンダード数学演習(受験対策用)

  • 難関大入試をプリントアウトしたもの(受験対策用)

まずは大定番の青チャートです。もはや説明不要の網羅系問題集ですね。
学校の教材で、テスト前は教科書と青チャートを解いていました。
同様の難易度のFocus Gold(フォーカスゴールド)が学校指定の教材であれば、それでも十分です。
MARCHや地方国立大であれば黄チャートでも良いと思います。

次は、数研出版の「オリジナル数学演習I・II・A・B 受験編」と「オリジナル・スタンダード 数学演習III 受験編」です。
これらは、高3の受験対策の授業で使用していました。
決められた問題を予習をしてきて、授業時間に解説をしてくれる流れでした。この問題集には略解しか載っていないので、自分一人で解くのは向かない教材とは思います。
解説してくれる先生がいるのであれば、少々難しいですが旧帝大以上を目指す人はマスターしておきたいですね。

最後は、厳密には教材ではないのですが、難関大学の入試問題をインターネットで検索して自分でプリントアウトしたものを受験対策として使っていました。
この理由は、ほぼ全ての数学問題集で「問題が単元ごとに並んでいる」からです。二次関数、三角関数、ベクトルなどの分野ごとに問題が並んでいるので、日常的に学習する分にはやりやすいのですが、受験対策となると話は変わります。

入試では「この問題はベクトルの問題です。」などと当然ですが書いてありません
その問題はベクトルを使うのか、正弦定理を使うのかなどを自分で判断する必要があります。単元ごとに問題が並んでいる多くの問題集では、無意識のうちに「これはベクトルを使えばいいんだ」と思って、ベクトルを使う意識で問題を解き始めてしまいます。

入試本番ではこうはいきませんから、志望校の難易度に近い大学入試問題をプリントアウトしてランダムに解いていました
どんな単元の問題なのかも分からない本番と同じ状況で問題を解く感覚を養っていたのです。なお、入試問題は、志望校の名大のレベルに近い阪大・東北大・北大・神戸大・筑波大が多かったです。


英語の教材

英語で使っていた教材は下記の通りです。全て学校の教材です。
単語帳、文法書、総合英語の3種類がありました。
英文解釈や長文読解は授業で使った教科書の他、模試・過去問で演習していたのでそれ以外の教材は使っていませんでした。

  • ユメタン1・2、キクタンbasic(定期テスト・受験対策用)

  • アップグレード UPGRADE(定期テスト・受験対策用)

  • INSPIRE総合英語(定期テスト・受験対策用)

単語帳は「ユメタン1」「ユメタン2」「キクタンbasic」を使っていました。
授業の最初に毎回小テストで出題されるので、日頃からコツコツ覚えられました。キクタンbasicは単語やフレーズをリズムに乗せて音で覚えていくので、飽きずに自然と覚えられます

また、英文法や語法は「アップグレード UPGRADE」で網羅的に学んでいました。
文法書はこれ一冊のみで、模試や過去問で足りない文法・イディオムなどを補完できました。理解できない内容は「INSPIRE総合英語」を辞書代わりにして文法の詳細を確認していました。


物理・化学の教材

物理・化学で使っていた教材は下記3種類です。全て学校の教材です。

  • セミナー物理/セミナー化学(定期テスト対策用)

  • フォトサイエンス物理図録/フォトサイエンス物理図録(定期テスト対策用)

  • 物理重要問題集/化学重要問題集(受験対策用)

学校の定期テスト対策など日常用として「セミナー物理」と「セミナー化学」を使用していました。基本問題からセンター試験(現在の共通テスト)対策まで幅広く対応しているのが特徴です。
テスト前にはテスト範囲を基本的に3周して対策をしていました。

物理図録」と「化学図録」の資料集も学校の教材で使っていました。
特に、化学は視覚的に現象や物質を見る方が記憶に残りやすいので頻繁に見ていました。
セミナー物理/化学と併用することでより一層の力が付きます。

受験対策用としては、定番であり学校教材の「物理重要問題集」と「化学重要問題集」を演習していました。
セミナーで基礎を完璧にして、高3春から秋頃まで取り組んでいました。
問題数も質も充実しているので、これ1冊で実力がぐっと上がったのを実感してます。

正直「これだけしかやってないの?」と思われる高校生もいるかもしれません。
教科書もこれらの教材も全て学校の教材です。
他には模試と過去問をしていただけなので、使っている教材数は一般的かやや少ないくらいだと思います。それでも、一つ一つを完璧にこなすことで模試全国1位までなれるのです。様々な問題集に目移りせず、今ある教材をしっかり理解して何回も復習することが合格への近道です。


国語・地理の教材

国語と、選択科目の地理は教材は下記の通りです。全て学校の教材です。
なお、全て現在は販売されていない教材なので、具体的な教材名ではなく一般的な教材ジャンル名で記載します。
まずは国語から。

  • 教科書

  • 問題集

  • 古文・漢文文法書

  • 文学史資料集

続いて地理の教材です。

  • 教科書

  • 問題集

  • 資料集

国語も地理も、塾長はセンター試験(現在の共通テスト)でしか使わない科目だったので、学校の教材以外は模試や過去問を演習していたくらいです。
配点としてもそれほど高くなく、数学・物理・化学・英語に勉強時間を割いていました。

センター試験で8割以上を取るための最低限の勉強は、学校の授業と定期テストに真剣に取り組むことでできていました。志望校に合格するため、科目ごとに勉強時間のメリハリを付ける重要性は下記コラムでも説明しています。


以上、塾長が実際に高校時代に使用していた教材の紹介でした。
これらの教材を特におすすめするという訳ではなく、まずは学校の教材を真面目にやることが基本です。
その上で、足りない部分は参考書・問題集で補っていきたいですね。

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