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質問の仕方で成績が上がる!- 秀才の質問力 -


勉強できる人ほど質問する

「勉強が苦手」「分からない箇所が多くて進まない」と悩んでいませんか?
分からない所というのは、成績が良い人も悪い人も多かれ少なかれあります。そして、その分からない所をどうするのかによって、その後の成績も左右されます。

一見すると、質問をしない人の方が「質問しない」=「理解できている(成績が良い)」となりがちです。
ですが、実は「質問しない」=「理解できてなくて質問が恥ずかしい」「何となく分かってるつもり」「分からない所すら分からない」状態の中高生の方が多いのが実情です。
つまり、成績が良くない人の方が質問しない(できない)のです。

逆に、成績が良い人は授業中に理解できるから質問しないと思われているかもしれませんが、全く違います。
勉強ができる人は、常に物事に疑問を抱いて考える癖がついています
そのため、些細なことでも気になったり、理解できないことに違和感を覚え、質問をする習慣ができています。
つまり、勉強できる人ほど質問するのです。

疑問を質問して解決できれば、次の問題に進めますし理解も深まります。当然、成績もより上がってきます。
反対に、質問しなければ理解もできず次の問題に進むので、さらに分からない所が雪だるま式に増えていきます。結果として、成績はどんどん下がっていくのです。

塾長は、中学・高校・大学問わず、分からない箇所があればどんどん質問していました。
授業後に聞いたり、職員室・研究室まで行って質問する時もありました。
何回聞いても先生は嫌な顔一つせずに丁寧に答えてくれますよ。


勉強ができる人の質問

勉強ができる人とできない人は、質問を聞いていれば大体見分けることができます
「分からない」の分類から、勉強ができる人の質問を順に見ていきましょう。

  • 分からない所が明確になっていて、しっかり考えた人
    →「ここは〇〇だと考えて解いたけど、やり方間違ってますか?」

  • 分からない所は明確だけど、あまり考えてない人
    →「ここから分かりません。どうやって解けばいいですか?」

  • 分からない所が曖昧で、とりあえず聞く人
    →「この問題が分かりません。答え何ですか?」

勉強ができる人は、分からない問題があった時に、どこがどう分からないのか考えます
そして、自分の考えを持って質問に行き、どう間違っているのかを聞こうとします。単に解答・解説だけを聞いても、自分が考えたことがなぜ間違っているのか理解できないと、次にまた間違える可能性があることを知っているからです。

次に、成績で言うと真ん中くらいの人は、分からなくなるとそこから考えない傾向にあります。
また、問題の解き方を質問するので先生は教えてくれますが、考えて解いていないのでまた間違えたり分からない所が出てくる可能性があります。
解き方を聞いたら、自分で考えながら解き直すことをおススメします。

最後に、勉強ができない人は、解けない問題はあるけど分からない所すら分かっていないことが多いです。
しかも、解き方すら聞かずに答えを教えてもらおうとするので、先生も解き方をざっくり教えて答えまで導き、それで生徒は満足してしまいます。
どこがどう分からないのか、なぜ分からないのかも理解できなければ、素直に「分からない所すらも分からないです。」と伝えて、順番に解き方を教えてもらいましょう


成績を上げる質問のコツ

成績を上げるため分からない問題を先生に質問する時のポイントを以下に挙げます。

  • 分からない箇所を明確にする

  • 自分なりの考えを伝える

  • 解き方を教えてもらう

  • 遠慮せずどんどん聞く

まずは、分からない箇所を特定しましょう。
全体が分からないのか、一部分だけが分からないのかで、先生が注力して教えてくれる箇所が変わってきます。
分かる箇所と分からない箇所を分けて伝えるだけで、教わる側の中高生も分からない箇所だけ詳しく聞けて理解が深まります

また、分からない箇所についての自分の考えや解き方を伝えるようにしましょう。きちんと考えたということが先生にも伝わりますし、どこが間違っているのかを知ることができます。
これにより、再度間違えてしまう事態を防ぐ効果もあります

次に、答えを聞かずに考え方や解き方を聞くようにしましょう。
人によっては、そのヒントをもらうだけでも良いと思います。
答えを聞いても問題が少し変われば意味を成しません
他の問題にも応用できるよう、答えを導くまでの解き方が分かりさえすれば良いのです。

最後は、遠慮せずにどんどん質問しましょう。
「頭が悪いと思われたくない」「恥ずかしい」と考えて質問しないのはもったいないです。質問をしなければ、成績を上げることなどできません。
質問をして損をすることはありませんし、誰も恥ずかしいこととは思いませんので質問すべきです。
勉強できない人ほど積極的に質問して、成績を上げましょう!

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