【勉強法】模試全国1位の暗記術3選
3回暗記術
本コラムでは、塾長がしていた暗記術を3つ紹介
人間は良くも悪くも忘れやすい生き物です。
勉強において、覚えたいものを1回見ただけで覚えられる人は滅多にいないのではないでしょうか?
暗記するためには3回暗記する機会が必要です。
数学などの計算ものであれば手が動く分、覚えやすいので3回暗記。社会や英単語などの単純暗記ものは手を動かさない分、覚えにくいので5回以上は暗記する機会が必要です。
記憶は「短期記憶」→「中期記憶」→「長期記憶」の順番で、記憶できる期間が長くなっていきます。
短期記憶は1日程度、中期記憶は1週間程度、長期記憶は1ヵ月以上覚えていることができます。
逆に、短期・中期・長期記憶に入る前にはそれぞれ忘れてしまうタイミングがあることになります。
例えば、中期記憶になっていることでも、本当に必要な情報だと脳が判断しなければ長期記憶に残ることなく忘れていってしまいます。
従って、短期・記憶・長期記憶に残して覚えておくために、記憶の周期に合わせて1日・1週間・1ヵ月後に再度暗記する機会を設けましょう。
体験暗記術
ただ演習したり、見て暗記するだけで覚えられない場合に有効なのが「経験暗記術」。人間は、聞いたことよりも見たこと、見たことより体験したことの方が記憶に残りやすい生き物です。
つまり、暗記しようと思った時は見て覚えるよりは体験すると効率良く覚えることができます。
体験といっても、遠くの施設まで行って体験する必要はありません。
ここでの体験とは、五感を使うことを指します。
目・耳・口・手を使って暗記することがおススメ。
例えば音読をすれば、目・耳・口を使っており覚えやすくなるので効果的です。
塾長は、英単語や歴史の年号などを覚える時には、自分の部屋で歩きながらだったり、ベッドに座ってだったり、ストレッチをしながら暗記をすることもありました。
忘却暗記術
最後は「忘却暗記法」です。
暗記をしたいのに忘却する(忘れる)とはどういうことなのか。
人間が記憶できる容量には限度があります。
既に暗記できる量がいっぱいいっぱいなのに、さらに頭に詰め込もうとしても暗記はできません。
そこで、重要度の低い内容は意識的に忘却していくのです。
例えば、定期テスト後であれば主要5教科は覚えている方が入試で役立ちますが、受験で使わない教科や副教科の内容はテスト後なら忘れていっても構いません。
一度覚えた内容を「これはもういらない情報」と頭に言い聞かせると、短期記憶を司っている海馬から長期記憶するための大脳新皮質に伝達することなく忘れていけます。
これにより、記憶するための容量を確保できるのです。
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