【雑記】コーチングを6ヶ月受けてみた所感
コーチングを6ヶ月間受けてみたので、その所感を示そうと思います。
私自身はコーチングスクールに半年通って、サーティフィケーションを持っています。
コーチングの理論を理解した上で、(流派によって色々あるものの)コーチングは基本的にとても有用なものだと考えているので、受けた次第です。
私が通ったスクールでも、プロのコーチでも、常に誰かのコーチを受けることを推奨されています。
コーチングを受ける前の課題
コーチングを受ける前の自分自身の課題は、以下です。
「やりたいこと」より、「やるべきこと(Have to、世間体や社会的な常識を含む)」を優先してしまう
「やるべきこと」を優先した結果、「やりたいこと」もぼんやりしている
目の前にある選択肢の中から最も妥当なものを選ぶ事を繰り返している、結果、人生が矮小化していく感覚がある
これらを解決すべく、コーチングを依頼しました。
また、コーチングを依頼したのは、ちょうど会社を辞めて、フリーになったタイミングでした。
まっさらな白地の状態のうちに、コーチングを受けておこうという気持ちもありました。
コーチングを受けた後のBefore→After
コーチングは、自身が通ったスクールの先輩に依頼しました。
スクールの関係でお話した際の感覚や、経歴などを基にお願いしたいと思った感じです。
コーチングを受けてのBefore→Afterをまとめると以下です。
自分が無意識に選択してしまう「やるべきこと(Have to)」を意識に上げて、辞める選択をすることができるようになった
特に、本心では気乗りしてないけど、社会的な常識に引きづられたり、安全を求める弱さから来る意思決定を止めることができた
自分のやりたい事や欲求に自然に向き合える感覚を取り戻すことができた
意思決定におけるお金の重要度が下がった(働く場合も、払う場合も両方)
会社員という生き方の外の世界の感覚を理解することができた
総論としては、受ける前に感じていた課題をしっかり解決できたかなと思います。
常に明るく、適切な視点を提供してくれたコーチには大変感謝しています。
自分で受けてみて感じる、コーチングの機能的価値
以上が自身でコーチングを受けてみた結果感じる、コーチングの価値でした。
次に、もう少し客観的に「コーチングの価値って何?」を今回コーチングを受けてみた結果から整理したいと思います。
1.やらなければならない(Have to)除去
その人らしく、生産性高く、生きる為に、最も最初にやるべきことは、「やらなければならない」と思っている事を辞めることです。
この「やらなければいけない」というのを意識的に感じていることは稀です。
大抵は、無意識下で「やらなければならないから、やりたくないけどやっている」という感覚を持っています。
その行動を辞めることさえ、発想に浮かばない状態で、これが非常にやっかいで、1人で自己変革するのが難しい理由です。
そして、この「やらなければならない」マインドでいる限り、本当はやりたくなりので回避傾向が働き、永遠に生産性が上がりません。
このその人らしくない感覚を外部の視点で指摘してもらうことがコーチングの価値です。
「それ、本当にやりたいんですか?」
「あと、10年それやっても楽しめますか?」
「本当は楽しくないけど、XXXだからやってるんじゃないですか?」
・今の仕事には飽き飽きしているけど、仕事の為にやっている
・今のパートナーとの関係性は冷めきっているけど、惰性で一緒にいる
・しがらみがあって、好きではない人と定期的に会わなければならない
人によって色々あると思いますが、この「やらなければならない(Have to)」を除去するだけで、生きやすくなりますし、結果として生産性は大きく上がります。
2.実現傾向の把握
自分の強みや自然にやってしまう欲求というのは、自分ではなかなか気づきづらいものです。
強みの場合は、たいていは無意識でやってしまっているもので、本人は「できて当たり前」「こんなことは誰でもできる」と思っているケースが多くあります。
また、自分が本当に好きなことや欲求のユニークさも、他人から客観的に指摘してもらわないと気づきづらいものです。
これらをコーチが指摘してくれることで、自分の強みやピュアな欲求に基づいて、どの方角に向かうべきかを決めていくことができます。
3.目的志向の獲得
自分の意思決定や行動が、ゴールから見て正しいものなのかをコーチは客観的に観察・指摘してくれます。
一般的な人は、目の前にある選択肢の中から、今の自分が最適だと感じる意思決定をします。
でも、それだと大きく飛躍することはできません。
今、目の前にある選択肢は、過去の自分が積み上げた結果見える選択肢です。
今の自分が最適だと感じる意思決定をしても、それは過去と同じ選択を繰り返しているに過ぎないからです。
この過去の因果を断ち切るのがゴール側から見たときに、それは正しい意思決定なのか?という思考回路です。
「決めた目標に対して、その行動はふさわしいものですか?」
「目標を達成しているとしたら、どういう人と一緒に日々過ごしていると思いますか?」
何かを意思決定する際に、ゴールから逆算したときに正しい意思決定になっているかをサポートするのもコーチの重要な役割です。
以上、コーチングを受けて感じたことをまとめました。
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