福祉について意見交換したい!!
「福祉はやりがいだけではなく、未来ある業種にする」という目標を胸に、30歳を前にして福祉業界に飛び込んだRYOと申します。
福祉に携わる方、親やお子様・ご自身が介護や支援を必要とされている方、直接的な関わりは無いが、理解を深めたい方々と、様々な意見を交換し、実践的な福祉の取り組み方について考えていきたいと思っています。
以下については目次どおりとなっています。
私が福祉に興味を持った理由
私が福祉に興味を持ったきっかけは、大学生の時に参加したボランティア部の活動でした。当時は大きな部活だったので、「友達が沢山出来たらいいなぁ」という不純な動機でした。
そこで一番衝撃を受けた出来事が、介護や支援が必要な方々との出会いです。振り返れば今まで健常者との付き合いしかなかった私にとって、とてもショッキングな出来事でした。特に印象に残っている出来事は、親元を離れて施設で暮らす病児児童達との交流でした。ボランティア部の活動としては、許可を得た病院で、病気や発達に伴う理由で親元を離れて暮らしている子供達と一緒に遊ぶというものでした。最初はどう接すればいいか分からず、先輩方が遊んでいる輪にコッソリと参加する程度でした。
正直最初は分からない事が多すぎて、もう参加はいいかな…と思っていました。しかし、とても親切な先輩方の人柄に魅了された私は、その後も誘われるがまま参加を続けました。
気がつけば大学2年生の頃に、私はその施設の担当を任されていました。それを機に、個人的に講習を受け、知的障がい者移動支援従事者の資格も取得し、ガイドヘルパーのアルバイトを行いました。大学での専攻も「都市開発・まちづくり」であった為、卒業論文も福祉に関する内容で卒業しました。
卒業後は金融業界へ
就職活動をする最中、大学で多く関わってきた福祉への道も視野に入れて行っていました。実際に何社か内定を頂き、一般企業も併せてどこにしようか考えていた時、教授や親からは「わざわざ大変な福祉に行く事はない」と言われたことを覚えています。鵜呑みにしてしまった私は、何となく受けて合格してしまった大手金融機関に入社することを決めました。
福祉への道を諦められない日々
銀行員として日々を過ごす毎日でしたが、どうにも業務にやりがいや満足感を得ることは出来ませんでした。福利厚生もしっかりしていますし、待遇やボーナスにもあまり不満はありませんでしたが、どうしても自分の中では今後同じ仕事をするイメージが湧きませんでした。そして大きな異動が決まった時に一大決心し、退職を決めました。
勢いで退職した私ですが、どのように福祉に携わるか決めていませんでした。そこで数カ月間、福祉に関する色々な本や記事を読み、自身がどのように福祉と関わって行きたいのかを模索しました。そこで出た結論は、「マイノリティな方々を支援出来る立場になりたい」という想いでした。元々マジョリティな世界で生きてきた私にとって、少数派の存在など気にした事が無く、それはつまり私自身の中では存在していないという事でした。現在でも当時のような私が多くいらっしゃると思います。そういった方々に対して発信出来る立場になることで、マイノリティで日々奮闘されている方々をもっと世間が支援出来る体制づくりを作っていきたいという考えに至りました。
特別養護老人ホームの道へ
そこでまずは視野を拡げる事と、資格を取ることを目標にしました。あまり関わりが無かった高齢者の理解を深める為、介護度が高い人々が集まる施設を探し、特養を選びました。
現在は介護福祉士と社会福祉士を目指して勉強中で、以降は精神保健福祉士やケアマネージャーの資格も取得予定です。
今後の展望について
まだまだ駆け出しではありますが、最終的には福祉の仕組みを変える立場になりたいと思っています。昔に比べればようやく福祉というものが理解されつつある日本ですが、世界と比べるとまだまだ発展途上な制度です。誰しもが隔たり無く生活出来る社会こそ、高度な知的生命体である人間にしか成し得ない事であると思っています。未熟な私が様々な方々と交流し理解を深めることで実現可能であると思っているので、今後とも何卒宜しくお願い致します。
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