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我が子の事故から「自由」と「制限」について考えさせられた。

私にはもうすぐ2歳になる男の子がいます。
私自身大学では社会学部に属し、カリキュラムにあった心理学講義を通して、子供との接し方を学んでいました。
またボランティア部での活動でも、子供と接する活動が多くありました。
そういった経緯から、自分の子供には出来る限り「自由」を与え、子供のやりたいことを尊重する教育方針でした。今回の事故は、そういった考えが招いたものだったと思います。


それは劇場で起こった話です。とあるショーが行われるとの事で、子供と足を運ぶことになりました。
会場内は映画館の様な薄暗い雰囲気に包まれており、それだけでワクワクしている様子でした。長椅子が段々に設置されたどこでもある様な造りになっており、子供と前の方の席に座ることにしました。普段から椅子に座りたがる子だったので、自分の横に座らせ、並んで見るつもりでした。

いよいよショーが始まるという時に、子供もテンションが上がったのか、足も付かないのに勢いよく立とうとした為、バランスを崩し顔から前の長椅子に突っ込んでしまいました。

すぐに抱き抱えましたが、口から大量に出血している様でした。
一瞬頭が真っ白になりました。何とか冷静を取り戻し、途中の経緯は省きますが、結果的には軽い裂傷で済み、治療や投薬は必要ありませんでした。

冷静になった後、自分自身の教育方針を改めて考えました。そこで至った結論として、私は「自由」と「無責任」を履き違えていたのではないかと思いました。

確かに子供を「自由」にさせる事は間違いだと思っていません。しかし、「自由」を与えすぎて命を落としては元も子もありません。今回のケースだって、当たりどころが悪ければ命を落としていたかもしれません。

結論として、「自由」を堪能してもらう為に「制限」も必要だと考えました。物事には表があれば裏もあり、それが宇宙の法則とも言っても過言ではありません。「自由」の裏には「制限」があり、どちらかが欠けるとバランスを崩してしまうのです。

今回のケースで言うと、2歳なりかけの子に、足が届かずアームレストも無い椅子に座らせることが「自由」だと思っていた事が間違いだったのです。
一人で座らせず、私の膝の上で座ってもらうという「制限」が必要だったのです。そこに気が付いていれば、今回の様な痛い思いをさせずに済んだかと思うと、今でも胸が張り裂けそうになります。

この「自由」と「制限」のバランスは本当に難しいと思います。どちらか片方に寄ってしまうと子供にとって大きな負担になるからです。

まだまだ育児に関しては駆け出しの身でありますので、皆様の意見や体験を通して、もっと成長させてあげられる環境を子供に提供出来ればと思っています。

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