【読んだ本の記録】読んだら忘れない読書術

今回はアウトプットの鬼、精神科医 樺沢紫苑氏の著書の要約です。
この人アウトプットの鬼(詳しくは以前記事アウトプット大全)ではあるんですが、
それだけアウトプットしているということはそれ以上のインプットの鬼でもあるということです。
20年で6000冊本を読んでるらしです。
ということは、1年で300冊=1ヶ月で20冊程度。インプットの鬼です。

なぜ本を読むのか

著者はなぜこんなに本を読むのか。
その理由はシンプルに楽しいから。
じゃあなぜ楽しいか。それは成果として自己成長につながっているから。
自己成長につながる=読んだことを忘れない
これが大前提になる。
読んだことを忘れない
→読んだことが知識として備わる
→行動の変化につながる
→楽しくて読書が続く
という好循環となっている。

忘れない読書法

隙間時間を利用する

制限時間があると記憶力アップ
電車の隙間時間・待ち時間を利用して読書をする。
例えば電車の移動時間。
目的地に何分ぐらいで着くかが明確になっている。
決まった時間の中で読書をすると記憶力がアップする。

初頭努力と終末努力
初頭努力
:始まった時の「さあやるぞ」という「最初の頑張り」
終末努力:ゴールが見えた時の「もう一踏ん張り」の「最後の頑張り」
隙間時間を利用するとこの努力が効果的に発動される。

1週間に3回アウトプットする

気づき・ひらめきを書き込む・マークする
本を読んでいて気づいたこと・興味が湧いたことは
どんどんマークしたり、書き込んだりする。
SNSに投稿する
SNSで気軽に短くレビューを書いてみる。
その際、当日に投稿することはおすすめしない。
理由は、1日置いた方が作品に対して冷静に分析し、レビューできるから。
人に説明する
人に説明できる=理解できている
人に説明することで自分の知識も定着し、整理される。

同じジャンルを固め読みする

ある分野において、5冊まとめて読書すると効果的に知識として定着する。

記憶に残る本の選び方

守破離読書法

自分がその分野で守・破・離のどのステージにいて、
どこを目指すのか考える。
自分が買おうとする本が「守破離」のどの部分を重点的に説明しているのかを
照らし合わせれば自分にとって「本当に必要な本」が明らかになる。

「なりたい人」が書いている・推薦している本を読む

手当たり次第に読むのではなく、人が推薦する本が読んだ方が、
良書と出会う確率は高まる。

その他選書方法

・書評家の意見を参考にする
読書のプロが厳選した本から読む方がハズレを引かないことは間違いない
・アマゾンのレコメンド機能
今のAIめっちゃ優秀。

素敵な本との出会いの増やし方

選択的注意を働かせる

あらかじめ自分の注意を明確にしておく。
そうすると読書をしている際に気づきが増える。
=活字のカクテルパーティー効果

まとめ

楽しい読書=自己成長につながる読書=記憶に残る読書

✅隙間時間を利用すると記憶力がアップ

✅1週間に3回アウトプットする

✅同じジャンルを固め読みする

✅自分のレベルにあった本を選ぶ

✅プロの推薦を参考に本を選ぶ

✅活字のカクテルパーティー効果を利用する

印象に残った部分

あんまり本題とは関係ないですが、自分が一番印象に残った部分を紹介。
このジャンル分けは良いなと思いました。
著者はこれを「読書のポートフォリオ」を利用した「分散投資読書術」
と呼んでいます。
下記にポートフォリオ分けし、バランスよく読むことが効果的とのことです。

読書のポートフォリオ

超短期投資:ネット情報・新聞・週刊誌
短 期 投 資 :ノウハウ本(すぐ活用できるノウハウ)
中 期 投 資 :仕事術・勉強術
長 期 投 資 :思想・哲学・生き方について(心の栄養)

自分が呼んでいる本がどの位置の本なのか把握することは大切だと感じました。
例えば長期投資の本を読んでいてあまり実生活に効果がなくても、
これは長期投資=まだまだ先に効果があるものだと考えれば腑に落ちます。


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