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気になるシューズについても知っておきたい 


《ミズノ ウエーブライダー27》の巻

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聞き書き・構成・ぼちぼち伴走:大田原 透(フィットネスエディター)

ロンドンブーツ1号2号の田村亮が、50代のフルマラソンに向けて、再び走り出す「note」連載企画。本日は、番外編のランニングシューズのお勉強。以前からずっと愛用してきた〈ミズノ ウエーブライダー〉について、東京・神保町の「MIZUNO TOKYO」にお邪魔し、担当者に話を聞くことに。

再び走り始めて、改めて気づいたのは、ランニングに関するシューズを含めたギアの情報収集を怠ってきた点。シューズは、ランニングに必要な唯一と言えるギアだけに、今回、日進月歩の進化の話をミズノに聞けるのは、またとないチャンスである。

8階建てのビルに、ぎっしりミズノ製品が詰まった「MIZUNO TOKYO」。その3階がランニングシューズのフロアである(2023年11月現在)。今回〈ウエーブライダー〉の説明をしてくれるのは、ミズノの加藤利行さん(ランニング部門ディレクター)だ。

今回お話を伺った、ミズノのマーケティングチーム加藤利行さん(右)

そもそも僕が好きな理由は、安定感があるから

「27年間、毎年進化し続けてきたランニングシューズがこの《ウエーブライダー27》です。今回のアップデートの目玉は、かかととアッパーと呼ばれる足を包み込む部材の進化です。前作の26とソールは同じなのですが、大きく“履き心地”を進化させました」(加藤さん)

僕がそもそも〈ウエーブライダー〉が好きな理由は、走りがブレない安定感だ。10年ほど前の話だが、ランニングシューズを選んでいて、走り方にクセがあることを指摘されたことがある。その時に言われたのが、長距離を走ってもブレにくい安定性の高いシューズを選ぶことだった。実際に〈ウエーブライダー〉で練習し、マラソン大会を走り切れた信頼感は、いまだに絶大である。

「〈ウエーブライダー〉は、記録を狙うためのシューズではなく、初めてのマラソン大会での完走や、大会には出なくてもランニングやジョギングを習慣にしたい方々のための“明日も走ろう”と思ってもらえるシューズです。加えて、ウォーキングや普段履きなど、幅広く使っていただける一足でもあります」(加藤さん)

「ミズノ ウエーブライダー27(WAVE RIDER)」14,850円(税込)。サイズ展開:メンズ24.5~29.0、30.0㎝、ウィメンズ22.5~26.0㎝。カラー展開:メンズ、ウィメンズ計10色。重量:280g(27㎝片足)

〈ウエーブライダー〉には、安心して足を任せられる

改めて説明されると妙に納得するのだが、〈ウエーブライダー〉は、まさに自分のようなランナーにピッタリなシューズなのだ。僕には走力がないので、長距離を走ると、後半フォームがガチャガチャになるのだが、〈ウエーブライダー〉には安心して足を任せられるのだ。

「走りの安定感の理由は、アッパーと靴底の間の厚みのある部材であるミッドソールにあります。〈ウエーブライダー〉のミッドソールは、クッション性と反発性に富んだ「ミズノエナジー」というフォーム材を使用しています」(加藤さん)

ミズノエナジーは、かかとでの着地の衝撃を吸収し、つま先での蹴り出しの反発性に換えるミズノの開発力を結集した新素材のひとつだそう。でも、ミッドソールのクッショ性が高い分、自分のようなクセのあるフォームによって、ブレてしまう可能性も否めない……。

30年間の研究成果「ミズノウエーブ」の進化

「そうしたリスクを無くすべく30年間に亘って研究が重ねられてきた部材が、ミッドソールの間に搭載されている『ミズノウエーブ』という硬いプレートです。ウエーブによって、ミッドソールの高い衝撃吸収性を損なうことなく、かかとからの着地とつま先での蹴り出しのブレを防ぐことができるのです」(加藤さん)

昔のウエーブはもっと波型が大きかった記憶があるが、加藤さんの説明によると、素材も形状も各段に進化してきたのだそう。そういえば、僕が走り始めた当初は、知識もなかったので、ともかく軽いシューズを選んだことを思い返した。

そうした軽いシューズは、ミッドソールも薄く、デザインもカッコいいのだが、初心者こそ安定性が必要なのだ。そのことに気づかされてくれたシューズが〈ウエーブライダー〉だった。では、今回の《ウエーブライダー27》の一番の改良点である、足を包み込む“履き心地”は、どのように進化したのだろう?

コンパクトなのにフィットする、ヒールカウンター開発

「かかとの形はひとそれぞれ百人百様ですが、ミズノは今までのシューズ作りの知見を結集して、さまざまな形のかかともホールドできる、コンパクトなヒールカウンターを開発しました。また、足の甲を包み込むメッシュ素材も、非常に軟らかにしています」(加藤さん)

加藤さんによると、アッパーに施された補強のためのデザインパーツも、ドットで配置させたため、シューズの動きを妨げないのだとか。耐久性を損なわず、動きも制限しないなんて、ひと昔前のシューズとは違い、確かに進化している。

僕が初めて〈ウエーブライダー〉を履いたのは、かれこれ10年ほど前。今、自宅にある〈ウエーブライダー〉も、数年前のモデルだ。わずか数年でランニングシューズが格段の進化を遂げているなんて、正直、驚かざるを得ない。

かかとが減りにくいから、丈夫で長持ちする!

「靴の裏にあたるアウトソールは、前作26を踏襲しています。かかとの外側、着地時に地面とこすれるラバー素材の配合には、とてもこだわっています。どうしても重量が出てしまいますが、丈夫にしています。長く〈ウエーブライダー〉を愛用して欲しいからです」(加藤さん)

メッチャすぐ擦り減るシューズもあるし、早く減った方が、買い替えてくれるはずなのに……。確かに、今持っている〈ウエーブライダー〉も、かかとが減りにくい。自分が好きな理由が、さらにはっきり分かってきた気がする。

「もうひとつ、価格のことも言わしてください。値上げラッシュのご時世、社内でもいろいろな議論がありましたが、価格は据え置き、税込み14,850円にしています。マーケット的には、挑戦的な価格だと自負しています。頑張りました」(加藤さん)

いよいよ、《ウエーブライダー27》に足を入れてみる!

確かに、今どきの価格の高いシューズなら、2足買えそうな勢いの値段だ。“ランナーを増やしたい”という、ミズノからの応援のメッセージのようにも思えてくる。と、加藤さんの勢いに、自分の気持ちも盛り上がってきたところなので、《ウエーブライダー27》に足を入れてみよう。

ランニングシューズの正しい履き方は、以前ランニングの番組をやらせてもらっていた際に習った記憶がある。それからは、短い距離を走る時でも、靴ひも(シューレース)は全部緩めるようになった。足をシューズに入れたら、つま先を上げる。

この時に一番大事なことは、トントン。かかとにシューズのヒールカウンターを合わせるようにトントンと納めるのだ。僕は、もともとランニングが好きではなかったので、今でも何かの拍子に嫌いになってしまう可能性があると思っている。だから、嫌いになりそうなリスクは回避したい。なのでトントン、足にフィット。

正しい履き方は、かかとトントン!

「さすが亮さん。かかとトントン、大正解です! かかとに合わせてトントンして、つま先に5㎜から1㎝ほどの余裕があればジャストサイズです。ちなみに、ひとの足は、朝と晩で(むくみが生じるので)ワンサイズ違うこともあります。そのため、シューズを買いにお店に行くタイミングは、午後や夕方が良いと言われています(加藤さん)

《ウエーブライダー27》に足を入れて立ってみる。かかと側は、体重の重さを吸収しているが、前足部の母指球に当たる部分では、確かな反発を感じる。この感覚、最近試したシューズでも似たような感じることがある。今どきっぽいのだ。

「高反発ではありますが、やり過ぎないよう工夫しています。私たちはメーカーなので、トレンドは取り入れます。でも、好き嫌いがあるので、適度な反発に調整しました。前足部に配したミズノエナジーの反発性を味わっていただくためにも、ミズノウエーブの安定性を確認するためにも、アッパーのフィット感を体感するためにも、ぜひ走ってください!」(加藤さん)

もちろん、望むところ! 静岡のケーブルテレビでランニングの番組をやらしてもらっているので、次のロケで、さっそく試してみたい。ということで、お知らせです(笑)。TOKAIケーブルネットワーク「トコチャン」で放送中のランニングバラエティ『亮と優の静岡をゆるく走ってみよう』(通称『ゆるしず』)にて、《ウエーブライダー27》を履いてのロケが、ただ今、急遽決定! 

ランニング好きタレントの中村優さんと一緒に、静岡を自由気ままに走る『しずゆる』。どんなロケになるか、《ウエーブライダー27》の走り心地も含めて、乞うご期待なのである。(12月10日(日)9:00~ TOKAIテレビで放送予定。なお、Huluでも配信中!)

「ぼちぼち伴走」編集後記


亮さんの“50代のフルマラソン”というプロジェクト。先日も、亮さんとゆっくり駒沢公園(東京・世田谷)走りながら、「タイムを追わない」「無理はしない」という言葉に にそーだーよ、そーそうと同感しきり。

で、何か手伝えることはないかと相談したところ、最新ランニングシューズなどのギアやアパレル情報のアップデートをお手伝いしようとなり、亮さんの「note」連載内に、この不定期連載がスタートするに至ったというワケ。

亮さんならではの、ランニングを無理なく長く続ける視点を大切に、皆さんのランニングのある生活にも大いに役立つ記事を配信していきます。それにしても、ミズノの加藤さんの“明日も走ろう”と思ってもらえるシューズを目指すって、いい話だったなぁ。

フィットネスエディター・伴走者 大田原 透

【外部リンク】

番組公式Instagram https://www.instagram.com/shizu_yuru

番組公式X(旧Twitter) https://twitter.com/shizu_yuru

【スタッフクレジット】
制作/DoSportsService CROSS✘
   https://crossx.tokyo/

撮影/ステレオタイフーン

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