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フルマラソン1ヶ月半前なのに泣きっ面に蜂

静岡のフルマラソンまで残り僅かですが、
50歳を過ぎた私が半年前からどんな練習をして、どの様な対策をして当日を迎えようとしているかをこのnoteでは綴っております。
ランニングシューズやウエア、アイテムが様々ありますが、ランニングをする皆さんはシューズの中敷き(インソール)はどうしてますか?
私は中敷きを替えております。
走り易く感じるし、身体の疲れが出にくい印象なので、ファンランをモットーにしている私には大事なアイテムなのです。

■新たなインソール

昨年のクリスマスに膝を痛め、そして年が明けて1月前半は調子が良く練習出来たものの、1月中旬から月末までは腰の痛みとハリの為、休息を取っていた。
その間に出来る事をする為、行きつけの治療院の先生に紹介してもらった医療系のインソールを作りに行っていた。
前まで私が作っていたインソールは足の型を取り、自分の足に合わせたインソールを作っていた。
今回の医療系のお店は歩き方をセンサーで測り、その人に合ったインソールを作り、インソールを身体に馴染ませると正しい身体のバランスがとれる様になるらしい。(私が説明を受けて解釈した限り)
なので、新しい店で作るインソールは私のランニングフォームが少し改善されるのでは?と言う淡い期待もあった。
私のランニングフォームはガニ股気味で、特に疲れが出てくると膝より下が外から回って戻る様な独特なフォームで無駄だらけで、バランスが悪い。
そのフォームが治れば、もっと楽にランニングを楽しめるのではないか?と思う事がしばしばあった。
それに今、起きている腰のハリや違和感が、医療系のそのインソールであわよくば治ってくれれば、それがダメでも腰のハリや疲れが出にくくなればと思っていた。
お店ではセンサーが付いた床の上を裸足で歩き、データを取る様だ。
お店の方がパソコンに向かいながら、足で踏んで欲しい所やスピードの指示してくれる。
そして、何度かセンサーが付いた床を往復して歩き、データを取って行く。
そのデータを元にインソールを作るそうだ。
出来上がるまでに一ヶ月弱かかる。
まだ作りに行った時は腰を痛めて無かったが、疲れると腰にハリや疲れが出やすい事は伝えた。
結果、その後、腰を痛め2週間以上ランニング休息を取っている間にここのインソールが完成する事になった。

■医療系インソールを装着

インソールが出来上がった2月2日に再度お店に行く。
強化練習を詰め込みたい1月をギックリ腰にビクつきながら休んでしまい月間54kmしか走れなかった。
ここからインソールを装着し、フルマラソンに向かい猛練習する予定だ。
お店の方が、インソールを運んで来てくれた。
見た目は今までのインソールと変わらないが、触ってみると少し硬い感じがする。
店の方の説明を受ける。
「始めは身体がインソールに合わせる為、筋肉痛があったり、違和感はあるかも知れないですが、履き続けると馴染んで来るはずです。」と言う説明を受け、早速、店の中でインソールを入れようとする。
さて、どの靴にインソールを入れようか?
今、良く履いているのが、HOKAのクリフトン9とミズノウェーブライダー27と数年前のウェーブライダー21だ。
各々、良い部分が違う。
持って来ていたウェーブライダー27とクリフトン9に入れて、店内を歩いてみる。
履いた感じもインソールが硬い感じがするが、クリフトン9の方がインソールの硬さを軽減している感じがした為、クリフトン9に入れて練習する事にした。
練習が楽しみだ。

■まさかのアクシデント

新しいインソールを作って初めての練習。
通常は駒沢公園まで走り、外周を回る数で走る距離をコントロールし練習している。
新調したインソールを確かめながら、駒沢公園まで走り、インソール、腰に違和感がなければ、園内のコースを回り20kmまで走ってみようかと考えていた。
走り始めると腰の違和感はなく、調子が良く感じたが、インソールは厚みを感じる。
駒沢公園まで走った3km過ぎから足の土踏まずに違和感を感じだした。
コレがお店の方に説明された様な初めは感じる違和感なのかな?と思いながら、ペースも緩めず駒沢公園内のコースを走り続ける。
10km過ぎた頃には土踏まずの違和感では済まなくなり、痛みに変わって来たので、家に帰り、急いで靴下を脱ぐ。

足の皮が捲れていた。左足土踏まずの方は捲れているが、右足は擦れた感じ赤く腫れている。どちらの土踏まずもヒリヒリと痛む。歩けない程の痛みではないが、お風呂に入ると痛む。正直、フルマラソンまで1っ月ちょっとしかないのに、この怪我はショックだった。年末の腸脛靭帯炎、1月中旬の腰の痛みを乗り越えたと思った矢先のこの怪我は泣きっ面にハチ。弱り目に祟り目。一難去ってまた一難。そう、これをどう乗り越えるかを含めてフルマラソンだ。

■アクシデントはつき物

凹んでいる時間すらない。
すぐにインソールのお店に連絡を入れ足の皮が捲れた事を伝えると、6日にお店に来てくれ!と。
しかし、足の裏の状態とインソール問題を可決しなければ、練習は出来ない。
念の為、医療系インソールを作る前に使っていたインソールを作ってるフットトレーナーズに連絡を入れ、もう一つインソールを作る事にした。
6日より、後の11日にしか予約は出来なかった。
6日までは走らず、家で体感トレーニングのみ。
6日に医療系のインソールのお店に行けた時には土踏まずの捲れていた皮は剥がれ落ちていた。
お店の方は履いていたシューズとインソールと私の足を色々な角度からみて、インソールの素材を替えてもう一度、作り直してくれると言ってもらえた。
急いでも出来上がるのは2週間は見て欲しいと。
お店の人がおっしゃる感じではシューズとインソールの相性、慣れる前から10㎞以上のランも良くなかったようだ。
フルマラソンまであと1カ月、土踏まずを保護しながら走るしかないので、キネシオテープで土踏まずを守る方法を教えてもらった。

■残り1ヶ月でやれる事

もうケガはできなので、インソール、シューズは前に使っていた物に戻した。
1か月しかないのに30㎞走もまだ出来ていない。
練習期間は少ないので、言われた通りキネシオテープで保護しながら土踏まずの状態を確認しつつ20㎞走をする事にした。
少し走ってみると土踏まずは当たっている感覚はあるが痛い感じではなく走れる程度だ。
15㎞過ぎからは土踏まずの痛みが少しと、ふくらはぎのハリが出てきたのでペースをかなり落として、21.8㎞を1㎞7:33で走り終えた。
家に帰り靴下を脱ぐ、土踏まずの皮は捲れたいないが赤くなっている。
教わったキネシオテープの貼り方を少し変えるともっと保護できそうな気がした。
1日休息を入れ、土踏まずのテーピンの仕方を少し変えてランニング。
テーピングのチェックと大会と同じペースで走る練習をしながらの15㎞走を目指す。
キネシオでの少し変えたテーピングの貼り方はバッチリだった様で、全く土踏まずに当たる感覚や痛みはない。
しかし、ペース走の方はランニングウォッチを見ないで走ると全く、一定のペースで走る事が出来ずペースがバラバラになってしまう。
まだ、身体に1km6:40ペースが染み付いていない。
18.3km走りペースはバラバラだったが、無事に走り終える。
土踏まずの事を気にせず走れるテーピングの貼り方をマスター出来た事で、かなりメンタル的に楽になった。

■3時間走から30㎞走

2月11日は仕事が休み。
昼からインソールの店フットトレーナーズに行く。
この店の方は私がNHKのランニング番組「ランスマ」に出演していた頃にロケでお世話になった方で、それからインソールはこちらで作っている。
ここでインソールは2度作っていて、何年も使っているので安心感がある。
過去にここで作っていたインソール2つとシューズを3種類持っていき、相談しながら、インソールを作ってもらう。
この店はその場で型を取り、直ぐに作ってくれるので、その日に持って帰る事が出来る。
持って来た過去に作って貰った2つの内1つのインソールはまだ使えるらしくメンテナンスをしていただいた。
早速、家に帰りインソールを入れるシューズを選ぶ。
ウェーブライダー27に入れて走る事にした。
前回のランニングで、土踏まずの痛くならないテーピングの貼り方、メンテナンスしてもらった今まで使っていた方のインソールを使う事で、安心材料が増えた。
気温も丁度よいし土踏まずの事は気にしなくてよいし、3時間走をやる事にした。
家から駒沢公園を目指し走り出す。
天気も良く、気持ち良く走れる。
少しずつ身体が温まるとペースが上がってしまうのを抑えながら、10㎞を1時間5分52秒だった。
20㎞を2時間11分38秒、ペースは落ちないで走れているし、身体に痛い箇所や張ってきた部分もない。
3時間走はクリア出来そうな感じである。
25㎞位から右足のふくらはぎが張って来たが、しばらく走っていると消えた。
そうこうしてる間に3時間が経ちそうになっていて27㎞近く走っている。
このまま30㎞走に切り替える事にした。
駒沢公園をもう一周廻って、家まで走れば30㎞は越える。
去年から、何度もチャレンジする機会を逃してきた30㎞走が、こんな感じでクリアする事になろうとは。
31㎞を平均1㎞6:39のペースで走る事が出来た。

適度な寒さで走り易かったので成功したのかも

■30km走のもたらす効果

30km走には長時間走る事で、使い切れてなかった毛細血管にまで刺激を与え筋持久力をアップさせる。
着地衝撃に耐える関節、筋力の耐性アップ。
他にもエネルギーを溜め込む能力アップなど色々とあると言われる。
しかし、私が感じる1番の効果は精神的なトレーニングになる。
30kmも走っているとキツさの山の様な物がやって来る。
短い距離ではこの山はあまり体感出来ない。
それが何度か来る30km走で、キツさの山を越えて後に楽になったりする経験をしておくと自信にもなるし、より体力もつく。
なので、30㎞走をフルマラソンの1か月前に成功した事で、また一気に気持ちが楽になった。

■練習の総仕上げ

ここからのトレーニングは追い込むより、疲労をとりながらやる事を意識した。
余裕を持ってフルマラソンを走りたいので、持久力とスピードアップが望めるビルドアップ走をする事に。
楽なペースから徐々にスピードを上げていくビルドアップ走、1km6:50で初めて、三段階に分けてスピードアップさせて最後は1km5:50で走りトータル12.8km。
実際にチカラがついたか分からないが、自分で目的を持って練習プランを考え、実行する楽しさもある。
他にも大会当日の天候は分からないので、暑かったり、雨が降って寒くなる事もある。
2月なのに20度近くなった日も走り、暑い日のランも体感した。

暑くなるとペースが落ちてしまう1㎞7:00で17.7㎞

静岡をランニングするレギュラー番組、「しずゆる」ロケでも2月後半に雨の中を走り、雨の大会になった場合の想定も出来た。
ランナー膝、腰の痛み、足裏の皮のめくれなどで、去年から想定していた練習プランとは全く違う練習プランになってしまったが、自分で考えうる練習は3月までにどうにか出来た。
3月に入ったら、本格的に疲れを残さない程度のランニングにする。

さあ、いよいよ当日を迎える準備は出来た。後は本番を迎えるだけだ。楽しみでもあるがまだ不安もある。
気分転換にひっとぱしりして来ます。



















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