らいばる

若くてツンケンしてた頃は


「昨日の自分がライバルですね」

みたいなことを言う人を見て「いい子ぶったこと言うとるな〜!!」って思ってたんですよ正直。

元々幼少期はダンス以外の学校行事ですら争うのとか嫌いで、ダンスコンテストとかも全然好きじゃないし同世代の活躍するキッズダンサーを見ても「すごいな〜」「私はこんなにできないわ〜」って思うタイプでした。


それがなぜか…厨二病なのか遅れてきた反抗期なのか、高校生〜ハタチ前後まで本当に負けず嫌い通り越して目の周り全員敵!!ライバル!!負けねえ!!みたいな人間になってしまった時期があったんですよね。

オーディションでもない現場に行って同世代ぐらいの子と会うと、はじめまして〜っ言いながら、心の中では「絶対私の方が目立ってやる」みたいな闘志をむき出しにしてました。
ニコニコしてたつもりやけどもしかしたら目は怖かったと思う。

オーディションとかはもうほんと、全員敵だと思ってるので同じ受験者の誰かに話しかけられてもほぼ答えずみたいな。最高に感じ悪かったと思います。

まぁ遊びじゃないんだからそれはそれでいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、そういうレベルじゃなくてもう傍から見たらただの失礼なやつです。
感じ悪いしその時ロン毛のメッシュとかだし眉毛もなかったしほんと印象おしまい女でした。

幼少期の反動か焦りだったのかなと思います。
急に周りが全員上手く見えて、私はこんなとこにいる場合じゃない、もうこのまま何の芽も出ずダンスを辞めるのかもしれないと1人で勝手に悩んでもがいてました。


まあそこから紆余曲折もあり、ハウステンボス歌劇団にも入ったり、人生の転機を何度か迎えて…
私にも後輩が増えて、所謂「おねえさん」ポジションになることが増えてから少しづつジャックナイフのような敵意むき出しモンスターではなくなっていった気がします。

誰かにとっての先輩になるなら、人に何か教えるんならそもそも己が出来てなきゃ、己が背中で示してかなきゃって思うようになってからは自分のライバルが前の自分になりました。

ある程度の年齢になり、舞台人としてそこそこの経験をして、色んな人の良いとこも悪いとこも表も裏も見てきて、私なりに葛藤とかもあって……
説得力ある舞台人になろうって結論が自分の中で出てからは、人に勝手に対抗心メラメラツンツンツンツンしてる時間を自分の鍛錬に使おって思えるようになりました。

5、6年ぐらい前の自分に見せてあげたい。

きっとその頃の私はこんなブログを読んで「綺麗事抜かしてんちゃうぞ」って思うんやろな。笑
たまには成長した自分も褒めたいと思います。

若いうちは尖っててもいいと思います
のちのち気づいて恥ずかしくなったときに修正してったら、周りは意外と見てくれてます。あの頃迷惑かけたなー。って人たちとも気づいたら和解してたりします。そんなもんです。


真摯に謙虚に大胆に!
これが今の私の座右の銘!!

いや、座右の銘の話はしてなかったな……
#まあいいや  

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