以前のノートの自分の部屋の観葉植物水槽の水で観葉植物育成で部屋に観葉植物を置いているという話をしました。


 目の保養になるのももちろんですが、置いている一番の理由は空気中にある揮発性有機化合物(以下VOC)を吸収・分解する働きに注目しているからです。

 具体的にはホルムアルデヒドやトルエンなどのことです。


 簡単に言うと、酸素などと同じく気孔からホルムアルデヒドなどを吸収し、葉の組織の中で分解をし、最終的に二酸化炭素にして外に放出するという感じです。なお、一回出た二酸化炭素は光合成に再利用されます。


 ちなみにVOCは何がダメかというと、シックハウス症候群の原因であるからです。閉めきった室内に長時間いると、頭痛や吐き気、目やのどの痛みなどの症状が出るものです。


 このVOCやっかいなのは、住宅の塗料や接着剤、物によっては家電などいろんなものから出ています。

 なので、消去するものがないとひたすら増えていきます。空気清浄機的なものを使おうとしても、値段が高かったり、そもそも清浄機自体からVOCが出てる場合もあるので、意味がなかったり。


 その点、植物を使えば吸収することは研究でも証明されているので確実です。(私は卒業研究にてハーブゼラニウムで実証済みです)

 ちなみに植物によって吸収力に差はあるようですが、一般の観葉植物で能力が高いのは特にポトスやオリヅルランあたりのようです。



 後もう一つこの話でいいなと思ったのは、人って基本外で作業するとかでなければ、仕事でもプライベートでもほとんど室内で過ごすことが多いので、その室内環境が良くないと、VOCなどに汚染される時間が長くなってしまうとか。もちろん、外も外で自動車の排ガスなどいろいろありますが、特にホルムアルデヒドに関しては、同じ量であればダイオキシンに近いレベルの毒性があるので侮れないです。



 ということで、室内環境という観点からも植物って重要なんだなと改めて思いました。

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