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ベイブレードがオリンピック種目になる可能性についての件。

タカラトミーの「ベイブレード」が発売から25周年を迎えている。我々世代でいう「ベーゴマ」である。糸の結び方も投げ方も超絶難しい「ベーゴマ」と違い「ベイブレード」は専用のランチャーで発射するため、それほどテクニックは必要ない。その代わりに様々なパーツがあり、自由に組み合わせて自分専用のコマを作る醍醐味がある。

しかしながら私自身は「ベイブレード」で遊んだことがない。娘も興味がないので、我が家で「ベイブレード」は「コロコロコミックにたまに付録でついてくる得体のしれないモノ」といった認識だったが、いやいや、そんなに人気だったとは知らず、タカラトミーさん申し訳ありませんww。

「ベイブレード」は「超加速」機能を備えた最新の第4世代が発売1年で「500万個」を売り上げヒットに。プレーするたびに貯まる独自ポイントは65億ポイントに達し、レアモノの獲得チャンスにつなげて購買意欲を刺激する。最近は女性も呼び込んでおり、大会が開かれれば下は6歳から上は60代までと、全世代が楽しめるスポーツへと回転数を上げている。

ベイブレードの初代シリーズの誕生は1999年7月だ。その後機能をアップデートしながら2008年に第2世代、2015年に第3世代が発売、2023年に「Xダッシュ」を備えた現在の第4世代が発売されている。世代を重ねるごとに売上高を伸ばし、第3世代は2500億円以上。第4世代は2024年6月時点で500万個を売り上げ、第3世代の初動を上回っている。

ベイブレードは、その長い歴史の間、常にファンを掴み放さない工夫を続けてきた。その最たるものが独自のポイント制度「ベイポイント」だ。ベイブレードを購入したとき、大会に参加したときなど貯まる他にも、自身のランチャー(発射装置)に連携機能を付ければ、そのシュート数や回転数に応じても貯まっていく。「ポイ活」ならぬ「ベイ活」である。
貯まったポイントをアプリで使うと、抽選ゲーム「レアベイゲットバトル」に参加できる。その名の通り「レアモノ」が手に入るチャンスだ。第4世代に合わせ新たなスマホアプリも導入し、すでに20万人が利用している。

好調なベイブレードだが、タカラトミーは来たる『少子化』に備え、ベイブレードを子供のおもちゃから『老若男女が楽しめるスポーツ』としてリブランディングしているという。

年代だけでなく性別の壁も徐々に取り払われており、大会参加者の女性割合が第3世代では1~3%だったのが、この7月の大会では10%にまで上がっている。「女性だけの大会を開いてほしい」という要望を受け、8月17日に初めて女性大会も開催する。

さらに驚きだったのが「ベイブレード」の出荷数の8割は海外だという事実だ。80以上の国と地域で展開をしている。海外でも「世代を超えたスポーツ」としてリブランディング戦略を実施している。そのため、テレビCM中心だったプロモーションも、SNSやYouTubeなどを駆使して行っている。タカラトミーの社員が直接出演し、ベイブレードを知り尽くしたカリスマ的存在「ベイブレードマスター」として人気を得ている。

しかしながら、これだけ海外でも人気を得ているのであれば、スポーツとして、いや、オリンピック種目として「ベイブレード」が選ばれる日も近いのではないか、なんて思ったりした。ゲームが「eスポーツ」として認知され、オリンピック競技になるかもと言われるなら「ベイブレード」だってアリだよね。

我々昭和世代でいえば「ベーゴマ」がオリンピック競技になるということだが、そう考えるとなんだか痛快だ。もし「こち亀」の両津勘吉巡査が出場したら、間違いなく金メダルだろうなあ、なんて妄想したりした。

5歳の甥っ子が「ベイブレード」に興味持ってきたら、一緒にやってみようと、静かに心に誓うのだった。

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