「紅葉」の時期がどんどん遅くなっている件。
秋のレジャーの一つに「紅葉を見に行く」がある。その昔、狩野英孝さんが「50TA」として歌っていた歌詞にも「紅葉見に~いこ~よ~」なんてあったが、私も秋になると毎年紅葉を見に行っている。
免許取りたての頃から、毎年愛知県豊田市足助町の「香嵐渓」に行っている。地元の方は紅葉の名所としてご存じの方も多いと思う。最近ではインターネットでの情報発信により、かなり遠方から、それこそ海外からも観光客が訪れる観光地になっている。
免許取りたて当時、紅葉の見ごろは「10月」だったと思う。10月も半ばを過ぎれば「そろそろ見に行くか~」って感じだったのだが、最近は11月も半ばをすぎないと「見ごろ」にはならない。今年に至っては「11月下旬から12月初旬」が見ごろとなっている。もう12月は秋ではない、冬である。夏が暑くなったこと、冬が暖かくなったこと、紅葉がどんどん遅くなっていることが、私が「地球温暖化」を感じる三大変化ともなっている。
そして今年、私が11月半ばからは土日に仕事が入っているため、昨日ほとんど紅葉をしていない「香嵐渓」へ行ってきた。
「ほとんど紅葉してないなら見に行っても意味ないんじゃない?」なんて思った人も多いだろう。しかしながら。この11月中、香嵐渓では「出店」や「ライトアップ」が開催されており、紅葉をしていなくても「紅葉感」を感じることができ、気持ち的にも「高揚感」を得ることができるようになっている。
特にこの「ライトアップ」が醸し出す雰囲気は絶品で、ライトが付いていてもまあまあ暗いのではっきり葉っぱの色が見えない。だから葉っぱが紅葉をしていなくてもあまり違和感がない。と、いう事で昨日もこの「ライトアップ」の時間で行ってきたというわけである。
それほど紅葉はしていなくても、さすがは愛知の紅葉名所だけあって人出はまあまあ多い。特に夜という事もあり、カップルが多い。私たちのようなお子さん連れは少なめだ。そしてなぜか雰囲気的に「マイルドヤンキー」感を出している人が多い。昔から地元のヤンキーの方々は年中行事にはこだわって参加する。その傾向は健在である。
長年この「香嵐渓」に通っていて変化を感じるのは「紅葉の時期の変化」だけではない。この「出店」も最近は大きく変化している。昔からある川沿いのお店はどんどん流行りモノの店に代わっている。見栄えのするお団子やでかいサツマイモチップス、店構えもきれいだ。経営者もこぞって世代交代しているのだろう。今年は「立ち食いラーメン屋」ができていてビビった。紅葉を見られる川沿いで、若者が並んでラーメンをすすっている。なんだろう、なんか「風情がない」気がした…。
また、やたら若人が持っていた食べ物で「揚げもみじ」なるモノがあった。これは「もみじ饅頭を長い串の先に刺して揚げたモノ」であり、カラフルに色がついている。まあ「映える」食べ物として人気なんだろうなあと思った。確かに、大判上に広げたご飯に茶色い味噌をべったり塗った名物「五平餅」(トップ写真参照。写真はnoteにある画像を使用させていただきました)よりは見た目はイイもんなあと思う。(あ、ちなみに私は「五平餅」好きで、今回も食べました)
また、本当にここ数年の変化として「出店の食べ物の値段が上がった」事もある。
毎年私がこの「香嵐渓」で食べているものとして「ZIZI工房のフランクフルト」がある。これは地元のお肉屋さん(だと思う)が販売しているフランクフルトで、大きさ的に「ちょっと大きいウインナー」と表現する方が近い。コロナ禍前には、たしか200円だったこのフランクフルトが、今回は450円になっていた。昨年確か400円で「倍になったなあ…」なんて思ったのだが、今年は更に値上げ。
「この小さいフランクに450円は出せんな…」と思い、今年は食べるのを断念した。先ほどの「五平餅」は食べたのだが、こちらも500円となっており、昔は300円くらいじゃなかったっけ?なんて思いながら頬張った。
ちなみに、今回の紅葉で食べたフードの合計額だが
・娘が食べたいと言った「中華粥」650円
・娘が飲みたいと言った「豚汁」650円
・娘が食べたいと言った、やたら長いカレーパン700円
ちなみに娘はちょっこっとずつ色々食べたい人である。
・私が食べた「五平餅」500円
・ママさんが食べたZIZI工房の「フランクフルト」450円
ちなみにママさんは450円でも食べました。
・ママさんが食べた「水餃子」500円
個人的にこの「水餃子」がコストパフォーマンスが一番いいと思った。
以上合計3450円である。
数年前と比較してもずいぶん高くなったと感じる。
帰り道、クレープが気になって「シャインマスカットクレープ食べたいかも」と言ったら、ママさんから「そんなんだったらシャインマスカット食べてよ~」なんて言われたのだが、あとで聞いたら値段が「900円」だったようだ。確かに1000円ちょっと出したら一房買えるかもと納得した。
先日もこのnoteで「秋レジャー」の話のとき「一回のレジャーで使うお金も減っている」と書いたのだが、確かにこれだけ物価も上がっていれば節約もするよなあ・・・なんて実感した。
と、いうわけでなんだかんだ思いながらも「紅葉」は満喫したのだった。秋にしっかり紅葉を見たいと思えば、もっと高い山に登ったり、寒い季節に行かなければならないのだが、まだそれほど寒くない時期でも「紅葉感」を楽しみたい方は、是非「ライトアップ」時に行くことをお勧めしたい。
雰囲気は、絶対にいいですよ!
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