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私の「音楽愛」の原点

こんにちは。
音楽ライフをこよなく愛しています、ryoと申します。

「オーケストラ」が何より大好きで、
曲のジャンルは、クラシックや映画音楽、ゲーム音楽など、
オーケストラであれば何でも好きなのですが、
歳を重ねる毎に、徐々に関心の幅が広がりつつもあります。

演奏の方も、拙いながらも頑張っておりまして、
2023年10月で、バイオリンを習い始めて、
ちょうど3年目となりました。

そして、3年目の今年、
ついに初舞台に立つことになりました!

初舞台というと少し大げさかもしれませんが、
通っている音楽教室の年末の発表会で
演奏を披露するのです、、、!

この音楽教室の発表会自体は2回目なのですが、
1回目はアンサンブルでの演奏で、
しかもコロナ禍がまだまだ落ち着いていない時期だったので、
オンラインでの発表会でした。

ということは、今回、初めてリアルにお客さんの前で、
自分が主役となって演奏することになります。
(先生とデュオで演奏します)

はわぁ〜、、、
楽しみだけど、不安でいっぱいです。

残り2ヶ月、必死に練習します。

やっぱり、聴いてくれる人がいるってなると、
ちゃんと練習して、少しでも聞き苦しくない
演奏をしたいんですよね。

ただ経験を積むために、発表会に出るんじゃなくて、
ちゃんと聴いてもらうための演奏をしたい。

若輩も若輩ながら、
そんな想いがあるのです。

で、何を演奏するかといいますと、
映画「もののけ姫」より、
「アシタカせっ記」を演奏します!

大好きな曲です!
もののけ姫は、小6の頃、めちゃくちゃハマってて、
お小遣いためてサントラを買い、
学校から帰ってきたら、ひたすらそのサントラを
聴いてたという。。。

ビデオ(当時はまだビデオだった…)で映画を観るのではなく、
サントラを聴きながら、脳内で映画を完全再現していたのです。
(この楽しみ方、分かる人いないかなぁ)

そんな変わった?鑑賞方法でジブリ音楽を楽しんでいました。
そうやってサントラを聴いてる時間が大好きでした。

(ちなみに、ナウシカも脳内完全再現できます。)

私は、幼稚園の年長さんからピアノを習い始めました。
クラシックを弾いた記憶は少ししかなくて、
もっぱらジブリの曲を弾きたがって、教えてもらっていました。

今でこそ、クラシックも聴くようになったのですが、
私の音楽愛の原点は、やはり「ジブリ音楽」にあると思うのです。

だからこそ、初めて発表会で演奏する曲は、
ジブリの曲にしたいというこだわりがあったのです。

そこで、かつてピアノで弾いていた曲の中から、
「アシタカせっ記」を選んで、
バイオリンデュオ用の楽譜を作りました。

(編曲は、先生のアドバイスをもらいながら、
自分でやっています。)

手元にあるピアノの楽譜を参考にしたり、
You Tubeでいろんな動画を見あさって参考にしたりして、
素人ながらも試行錯誤しながら楽譜を作っていきました。

今回もいくつかの楽譜を見たのですが、
手元にある楽譜は、昔、弾いた楽譜と調号が違うなぁと。

手元の楽譜は、どれもフラットが4つもついていて…
私の心の声(弾きにくくてやだな…)

昔弾いた楽譜は、#がたった一つだったはずなのに。
私の心の声(#一つのほうが絶対弾きやすいぞ…)

昔、ピアノで弾いた「アシタカせっ記」は
なんとなく覚えていました。

「調号はファに#で、出だしはシ・ミ・シで始まって、
楽譜にこんなふうに書き込んでいて…」

きっと、まだ実家に楽譜があるはず。
すぐに母にLINEで連絡しました。

「昔弾いた、アシタカせっ記の楽譜を探してほしい。
ファに#がついてて、いろいろ書き込みしてるから
わかるはず!」

数分後、母から「あったよ〜」と返信が。
写真で楽譜を送ってくれました。

写真には、ファが#で、記憶通りの書き込みがしてある楽譜が。

「これこれ!!!」

ここのフレーズ気に入ってたんだよな〜とか、
ここはサントラのCDと違って、簡素なアレンジで
物足りないと感じていたよな〜とか。

楽譜を見ていると、いろいろと当時の記憶が蘇りました。

今回、当時使っていた楽譜をもとに
曲のアレンジをすることができて、嬉しかったです。

あの頃の自分が「こう弾きたい」と思っていたイメージを、
今回可能な限り楽譜に落とし込めたと思います。

当時は、ピアノで表現できなくて悔しかった想いを
今回の演奏会で昇華できる気がします。

今でもちゃんと記憶に残っているほど、
子供の頃、ジブリの曲に夢中になれたことは、
本当に人生の宝物だなと感じています。

ジブリの音楽は、まぎれもなく、
私にとっての音楽愛の原点でした。

そのおかげで、いまの生活の中に「音楽」があって、
私は、自分の人生をとても豊かで幸せなものにできていると思っています。

今回、「アシタカせっ記」の楽譜アレンジに取り組む中で、
改めてその原点を振り返ることができたと思います。

ジブリや音楽に出会わせてくれたこと。
あの時の楽譜を今もちゃんと残してくれていること。

両親に「ありがとう」と伝えたいことが、
またひとつ見つかりました。

そういった感謝の想いもこめて、
年末の「初舞台」、心をこめて演奏したいと思います。




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