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ゴーゴー阿蘇

時は2023年、春。
熊本でのライブの後、数日休みが取れることに気づいたので、その足で僕はひとり阿蘇に行くことにした。

ライブが終わり、旅の仲間とズーカラ号(機材車)に別れを告げて、とりあえず市内のホテルに一泊。

(興味のある方のため一応)
今回の装備は
・Pentax 67 × Kodak Portra160/400
・Leitz Minolta cl × Fujifilm X-tra 400

フィルムを切らしてるのを忘れていて、東京を発つ直前にアマゾンで買ってホテルに届けてもらった。するとホテルのフロントで「お客様宛に荷物が届いております」となるわけなのだけど、これ、なんだかワクワクするよね。スパイみたいで。「ふむ、フィルム式か。本部も慎重だな」とかなんとか言いながら浴室で手早く現像すると、「読了後速やかに焼却」から始まる指令書が浮かび上がり・・・ま、この話は今日はいいや。

次の日。
早起き、チェックアウト、電車で阿蘇駅へ。

途中で最高の黄色い登山電車に乗り換えて、(なんか途中前後が?何度か入れ替わる?特殊な電車だった。これで追手も撒ける)阿蘇駅に到着。
どうやらSuicaの範囲外だったらしく、「suica範囲内のJR駅で後で精算してくれチケット」をもらい、無事阿蘇観光ミッションをスタート。

2023お気に入り写真ベスト3にはいる
ありがとうストレンジャー
早起きの弊害でピントの存在を忘れる
ピントってしってる?



駅の横でイケてる阿蘇グリーンのレンタカーを借りて、草千里へ向かう。
途中牧場の牛とハイキングボーイズに出会う。車が3台くらい停められるだけの名もなきスペースだったが、この光景を見れたのでもう帰っても良いかな、というくらい良い場所だった。


草千里では馬と散歩したり、馬と寝転がったりして過ごす。ついた時には、乗馬ツアーのようなことをやっていたが、しばらく周囲を散歩してから戻ってみると、馬たちは自由勝手に歩き回っていた。どうやら朝は人を乗せて、昼過ぎからフリーになる、パートタイム野生だったようだ。


遠くにうまいます


続いて大観峰へ。
こちらでは最高阿蘇ボーイズが飛んでいて、最高だった。この写真彼らにあげたいな。子飼いの情報屋に捜索依頼するか…

写真撮ってるのかな
飛んでるだけだったらすごい良いな


ご飯は阿蘇駅近くの「ヒガシ写真場」へ。お店の半分ほどのスペースは、クラシックカメラやクラシックバイクやクラシックカーが何台も置いてあり、もう半分は昔ながらの喫茶店、というかレストランかな、だった。(何を言ってるのかわからないとは思いますが)
ご飯もとても美味しかったし、写真館でご飯を食べてる状態が良かった。意味がわからなくて。

これはiPhoneかも


そのほかにもいろいろ行ったが長くなり過ぎそうな予感がしてきたので割愛。

どこにいても山が見えて良い

夜はゲストハウスで外国人たちと過ごし(登山系の方が多かった)次の日バスで熊本空港へ。
何やらちょうどオープンの日だったようで、たくさんカメラが入ってた。多分その日のローカル番組に暇そうな姿が3回ほど見切れていることでしょう。


空港のコーヒー屋では研修中と思われるスタッフ20人くらいで接客してくれて、まるで自分が「お客さん役」になったみたいな気分になった。あやうく「何時まで営業してるんですか?」とか「どこの国の豆をブレンドしてるんですか?」とか「冷凍で札幌まで郵送すると送料はいくらですか?」とか訊きたくなったけどグッと堪えた。

飛行機で無事に帰り、旅行記はこれでおしまいだが、エピローグ。
東京に戻り、そういえば阿蘇駅でもらった「suica範囲内のJRの駅で後で精算してくれチケット」を精算してないことに気がついた。(その後はバスや飛行機だけだったので)
なので、東京の駅の窓口で精算してもらったのだけど、終わって背を向けたとたん、駅員さんが同僚に向かって「これ見てください!阿蘇駅!めっちゃレアチケット!」と興奮気味に話すのが聞こえて来て、とても嬉しい気持ちになった。(阿蘇ミッションこれにて完遂、オーバー)

※車は停止しています
※また会う日まで

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