2歳まで授乳していた話

先日、2歳3ヶ月の息子が断乳した。いい機会なので、4年ぶりにnoteを書いてみる。

一般的に1歳前後での断乳が多い中、断乳しなかった理由や、その後断乳したことについて書こうと思う。

断乳中の詳しい実況についてはTweetしているので、そちらでご確認ください。


断乳に踏み切れなかった

続けたというよりも、辞める理由がなかったというニュアンスのほうが正しい。
正直に言うと、断乳の壮絶な体験記を色々読んでビビり倒していた、というのも大きな理由。「2週間かかった」とか「ひたすら癇癪を起こしていた」とかそんなことを聞くと、とてもやる気にはならなかった。

ユニセフの調査では世界の卒乳平均は4.2歳。WHOは2歳までの授乳を推奨している。
しかしながら、日本では1歳頃での断乳が風潮としてある。0歳の頃は授乳することのメリットをたくさん並べられるのに、1歳を過ぎると途端に断乳するメリットを並べられる。
ごはんをたくさん食べる、夜泣きをしなくなる、虫歯ができにくい…
2歳を超えると、さらに向かい風になった。
特に歯科検診など医療機関に行くと、決まって「そろそろ辞めた方がいいよ」と言われるようになった。

それでも断乳する決断はできなかった。
私は、母乳に頼って子育てをしてきた。
息子は、新生児の頃から仰向けが大嫌いで、1日中抱っこで揺らされていた。だから、揺らす代わりに、授乳しながらじゃないと自分のご飯を食べられなかった。
1歳までは離乳食を殆ど食べなかった息子。必然的に母乳の栄養で生きていた(ミルクも飲んでいたけど)。
寝かしつけは、基本的に添い乳が頼り。昼寝も夜寝も、もちろん夜泣きも。

だから、とにかく頼りにしていたのに、1歳になったから辞める、とはなれなかった。なるべく断乳というよりも卒乳、息子が自然に飲まなくなるのを待ちたいという気持ちのほうが強かった。

2歳で授乳していると、結構風当たりが強い


2歳で授乳しているからと言って、面と向かってやいのやいの言ってくる人はごく一部。大半は「へ〜」と、なんでもないことで終わる。でもそのごく一部の声が結構心に響く。

やっかいなのが、実際授乳していた上の世代の母親。自分の正義があって、何を言っても絶対曲げないし長尺で意見をぶつけてくる。
しかも、その話にエビデンスはない。私はそうだったから、の経験話だけ。
そうやって母親を不快にさせるほうがよっぽど子供に悪影響だろ、なんて思いながらやり過ごすしかない。
「今の時代はそうでもないんですよ〜」なんて言うと、生意気だしなんか可哀想なので絶対言えなかった。

一方おじさんたちは、なんとなくそうなんでしょ?というくらいの軽い感じ。
なのでこちらの主張を聞いてくれるし、納得もしてくれる。
まあこれもn=5くらいのデータなので、完全に私の偏った意見。

もちろん、1歳で断乳する人が多いのもわかる。
実際私もなんとなく、2歳で授乳してることに後ろめたさを感じていた。
トイトレやお箸の練習みたいに、やらなければいけない親の仕事を後回しにしている感覚。
1歳で断乳、の刷り込みがあるからだけども。

なんかもういいやと思って断乳した

検診や、否定的な意見を聞く機会が重なることがあり、いつにしようかなあとぼんやり考えていた。
そして、ちょうど次の日から夫がお盆でしばらくお休み。断乳には夫の協力が必要不可欠だと思っていたから、タイミング的にチャンス。だったらやっちゃうか、と決行した。

このとき息子は2歳3ヶ月。そしさて想像していたよりもあっさり断乳できた。

断乳してから1ヶ月、お酒が飲めること以外は特に変化のない生活。
寂しさや名残惜しい気持ちがあるかな?と思っていたけど、全くと言っていいほどない。
それよりも「まだ授乳してるの?」と言われる心配がないのがうれしい。歯科検診でも堂々と「授乳していない」に丸をつけられる。
なんか心が晴れた気分。

息子もたまに「パイパイ出ないの?」と悲しそうに聞くことはあるけど、それだけ。
なんなら夜泣きはなくなった。ご飯はめちゃくちゃ食べる。相変わらず野菜は食べない。

どうなるかとビビっていたけど、こんなもん。
息子は授乳していたことなんてそのうち忘れるし、私もいつ断乳したかなんて、あやふやになっていくだろう。

さあ、次はトイトレ。こちらも自分たちのタイミングでお気楽にやっていきたい。


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