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デザインで悩んだ時にユーザーの解像度を上げる3つの手法

こんにちは!
SalesNowでプロダクトデザイナーをしている渡邉(@ryoppi0726)です。

BtoB SaaSのプロダクトデザインをしていると「自分がユーザーになれないこと」つまり「ドメイン知識・現場感の不足」で難儀した経験があると思います。

例えば企業データベースの開発を行っている自分の場合は、直近で企業情報ページのスマホ対応でユースケースが想定しきれずデザイン悩みました😫

  • PCとスマホで求められる情報の粒度は異なるのか?

  • そもそもどんな時にスマホ(外出先)で企業情報を調べるのか?

  • ライトに調べたいの「ライト」は具体的に何を指しているのか?…etc

こんな時は自分の中で良きデザインの判断基準が不足していて、ユースケースを考慮したベストなUIを決め切ることは難しいので一旦手を止めてユーザーの解像度を上げるべきだと思います。

そこで今回のnoteではドメイン知識の収集やユースケースを把握するための手法について書きたいと思います。

少しでも皆さんの役に立てると嬉しいです🙇

手法1:ドメインエキスパートとペアデザイン(壁打ち)を実施する

ペアデザインとはデザイナー同士で共同作業する場合が一般的ですが、弊社の場合はビジネスチーム↔️デザイナーの組み合わせでペアデザインを実施してます。

補足▼
「なんでビジネスチーム?」と疑問を持つかもしれませんが、現在開発しているプロダクトが営業現場で活用させる「企業データベース」なのでIS / FSの経験がニアイコールでユースケース・ドメイン知識となります。

ここでの目的は下記の2点です。

  • PRDには書きれなかった現場でのユースケース・そもそもの前提条件を深ぼる

  • 壁打ちしながら思考やUIを可視化することで、最速で具体と抽象を行き来してデザイン精度をブラッシュアップする

少し前ですが実際にslackでのやり取りが残ってましたw

ドメイン知識収集を目的に業務エキスパートの方々に1on1を依頼

手法2:実務を体験する

UXリサーチでシャドーイングという行動観察の手法がありますが、個人的にはそれに近く「伝聞」ではなく「実際に体験」する事でより深くユーザーを理解することができます。

実務と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、決してそんなことはないのでデザイナーこそどんどん現場に出るべきだと思います。

Timesで課題感を呟いた1週間後には実際に営業をしていました

また、ここで気をつけるべきポイントは「プロダクトを使った業務フロー」ではなく「実際の業務全て」を体験することです。

例えば弊社のプロダクトだと営業活動の中のリスト作成・掘り起こしの文脈で活用されることが多いですが、実際のビジネス現場では商談獲得までに少なくても24の工程があります。

ビジネス現場での業務フロー図

手法3:商談・オンボーディング動画を視聴する

弊社ではユーザー理解を深める目的で商談・オンボーディング動画(初回CS面談)を視聴する会が有志メンバーで隔週開催されています。

実際に動画を視聴すると下記のような新しい発見があります。

  • ビジネスサイドから出される機能要望の背景にあるユーザーの声(伝聞ではなくN=1の生の声を聞く方が絶対に良いと思う)

  • 導入の意思決定における重要なファクター / 機能は何なのか?

  • 実際の業務でどのようにプロダクトが活用されているのか?

  • 現場で使うユーザーが操作する上でつまずくポイントはどこなのか?…etc

まとめ

いかがでしたか?
ドメイン知識の収集やユーザー理解は、デザインの土台となるものだからこそ疎かにすることなく常にアップデートを続けていきたいです💪

これからも引き続きプロダクトデザインやっていき!


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少しでも興味があればぜひお話ししましょう🙌
(デザイナー以外の職種の場合は担当に面談お繋ぎします。)

ではでは〜!