ビジネスの捺印マナーについて斜めに突っ込んだ話

印鑑押す時、上司よりお辞儀しなさい（傾けなさい）って謎マナーがあるじゃないですか。アレについての話。

全員角度は揃えるべきじゃない？

上司によりお辞儀しろという理屈は分からないではないんですが、角度を変えるなら、社長以外のハンコは全員同じにすべきじゃないんでしょうか？

ハンコは1対1の場面なのか

そもそも、社長と役員全員と平社員と、3人以上の捺印が必要な場合って、欄は同じ場所、一列に並んでいますよね。
ってことは、ハンコも全員同じ場にいることになるわけだ。
そうなると、社長に対して向きがバラバラって、それこそ失礼にあたるのではないかと思うのです。
仮に個別なら、上司に対して部下の方がお辞儀をするというのは分からないではないのです。
が、頂点を含めて数人（数ハンコ？）で集まっているなら、頂点に対して全員がきちんと揃った挨拶をすべきでは？

ハンコに擬人化させるなら実際にやってもらおう

ハンコにお辞儀＝擬人行為させるなら、実際に人間で想像してみてください。
シーンは社長に朝礼でも、普段は別の場所にいる社長が様子を見に来た時でもいい。とにかく社長を前に全員でお辞儀をする。
その時、全員が異なる角度のお辞儀だったらどうなんでしょうか。
むしろ、浅めの角度である役職付きの方が怒られそうな(笑)

逆に、平社員はそれだけ深々とお辞儀をしなければいけない。
脚にぴったり顔がつくとかの柔軟レベルの人って、今どれだけいるんでしょうかねえ。
そして、そんなお辞儀の仕方したら、失礼かどうかを通り越してもはやギャグですよ。
なんなら新入社員とか下っ端は、マナーとしてそれができるのかが重要になってくる。

柔軟で高評価……私いい社員になれそう(笑)
なんてね。

とまあ、「全員真っ直ぐに押せよ」は大前提の話でした。
（社長チェックとかあくまで会社内だけで見る分にはいいだろうけど、取引先の方宛てとか、さらにどうするんでしょうね。社長からして傾けハンコになるのかしら）

実際に捺印の極端なイメージで、ひっくり返ったりしてる画像をよく見かけます。
それを実際に人間にもやらせたら、笑い話にしかなりません。
（できないからハンコに肩代わりさせてるなんて思考があって発案されたとしたら、逆に拍手ですね）