見出し画像

一般人と選ばれし者

並みの人は特別になりたくて、
特別な人は並みに憧れる。

ということは、

並みになりたいならばこそ私は特別だと思い込み、
(特別に焦がれる並みの人)
特別になりたいなら自分は並みだと思うことが、
(並みに焦がれる特別な人)
理想への近道なのではなかろうか。

もっとも、

並みの人間は自分が並みであることが、その他大勢であることが嫌だからこそ特別だと思い込むのであって、改めて並みだと自覚するのは侮蔑以外の何物でもないのかもしれない。

特別な人間も、特別であるがゆえに嫉妬迫害され、そのために並みに埋もれてしまいたいと思うのであり、改めてその特別さを意識するのは苦痛でしかないのだろうが。

投稿が気に入っていただけましたら、サポートもご検討ください。 いただいたサポートは筆者の生活費用のほか、ほかの方へのサポートや作品の資料などに使わせていただきます。