王様は女王様はお城から出られない

「お姫さまや王子様は抜け出せるのに、王様や女王様は抜け出せないんだね」という話に驚愕した話。

王は結婚が決まっているから抜け出せない？

童話とかはたいていラブロマンスがセットなので、子を残すことを義務付けられている王様、配偶者が決定していることが多い王様が、新たに外でラブロマンスはご法度なのかもしれない。
（一夫多妻制時代でも、きちんとした手続き踏まねえ出会いはNGみたいな）

王様女王様以上に、王妃様王配様が抜けだすなんて話も聞かないし。
（王様ならまだ独り身の可能性もあるけど、配偶者という名前の王妃様王配様が抜けだしたらただの不倫ですものな）

王は責任ある立場ゆえに抜け出せない？

独り身であっても抜け出す話がない？のは、やっぱそのお立場故なのかなーとも思うなど。
（本来なら、数日やそこらならトップがいなくなったところで倒れるような政治体制はアウトではあろうけどそれはそれとして。まあ場合によっては年単位の抜け出しもありますし）

その点、まだトップではない王子お姫は、抜け出しても問題ないというか。王の子の場合、兄弟姉妹というほかにも責任押し付けられる相手がいるってのも大きいですよね。
割と、嫡子以外の子が抜けだす方が多そうなイメージ。

抜け出させること自体不敬

メタというか作者的に、作品の中であっても、架空の王様であっても、「トップにそういうことをさせるという行為がよくない」みたいな風潮だった可能性もあるかな。
あえて城から出すなら、魔法やら呪いやらどうしようもない事情でそうするしかなくなるってパターン。
ってのも、「王の自発的脱走NG」ってことなのかもしれない。

いずれ責任を押し付けられるが故の自由

ロー○の休日かよ。
ただでも、明言こそしないけど、将来的に責任まみれになる立場だからこそ、今のうちに夢見てもいいじゃないっていう想像から、王子お姫を抜け出す話が生まれたって考えるのも、ロマンだよねえ。
それはそれで（勝手に妄想すんなっていう）不敬かもしれんけど。

トップが自由にうろちょろする話って割と近代的なのかしらねって思った話でした。

全部想像で根拠とかないので、論文の参考文献などにはしないように(笑)