池田大作氏の訃報

いつもより1時間早く9時に起きた。普段は曇っていることの多いベランダに太陽が入っていて心地よい始まりだった。

朝起きるようになってから朝の習慣を充実させたくなってきた。夜にやっていたことも、どんどん朝に取り込んでいきたい。

そう思って張り切ったのだが、今日はどうもエンジンが入らなかった。ひとつ山を越えると、続く山もすいすい越えられそうなんだけど、まぁ、それはこれからちょっとずつ。



朝刊は一面トップが創価学会名誉会長の池田大作氏の訃報だった。昨日もそうだけど、普段メディアに名前が上がることなんて滅多にないので、大きく扱うもんなんだなと驚いた。

ぼくはいわゆる宗教3世で、小さい時なんかはよく会合に連れて行かれてた。

大きな会館に集まり、途中で東京の中継映像が流れてきて、そこでいつも池田先生は話をしていた。

あまりちゃんと話も聞いていなかったけど、ゲーテやホイットマンら詩人の話、ナポレオンなど歴史の話をよくしていたのを覚えてる。あと喋り方が力強かった。

ぼくは小さな頃は野球少年で脳筋な体質だったので、宗教や文学など精神的な領域にはアレルギーを持っていて、創価学会のことも「遊んだりゲームする時間を妨げないでくれ」と嫌悪していた。

中学校になった頃には滅多にそういう会にも参加しなくなったし、二十歳を過ぎた辺りからはいつ脱会しようかなと考えていた。

それから色んな出会いやきっかけがあり、信仰の有無は別にして、無関心かつ無知のままではこの縁を放り出しておけないという思いが強くなり、実家にあった著作や法華経の本を片っ端から読んでいったのがほんの2,3年前のことだった。

そこには仏教の生命論や哲学などについて書かれている本物の言葉があるというふうに感じた。胡散臭いというカルト的な先入観とは別物であった。

ぼくは学会員として活動したりすることはないと思うけど、信仰するとはどういうことか、自分の柱を持つとはどういうことかを学んだ。

亡くなられる前に、自分がそう言う体験を持てたのは大きな意味があったと思う。感謝。安らかにお眠りください。



夜、最近筋トレが日課になってきた。

着痩せをして普段は痩せ型だけど、この腹回りの脂肪にとんでもない嫌悪感を抱く。

一旦気になりだすととことん気になり、よくこんなものをほったらかしていたなと思う。精進。

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