旅立った愛鳥のはなし

現在、nagi家にはうさぎが2頭います。そして2年前までは1羽のセキセイインコも一緒に暮らしていました。

男の子のセキセイインコで7歳10ヶ月まで病を抱えながら頑張って生きてくれました。

写真を見てお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、この子は精巣腫瘍を患っていました。

病院で精巣腫瘍と診断されたのは3歳のころだったと思います。

ネットで情報を集め、男の子なのにろう膜が茶色くガサガサする病気を調べた結果、十中八九精巣腫瘍の症状で間違いないだろうということを知りました。

診断結果を覚悟して病院で診てもらったところ、やはり精巣腫瘍で間違いないと医師から説明され、ひどく落ち込んだことを今でも覚えています。

ひどく落ち込んだ理由…それは私がセキセイインコの精巣腫瘍について調べた当時、精巣腫瘍と診断された子が1年もたずに亡くなったという体験談を複数目にしていたからです。

しかし、結果的に彼は精巣腫瘍と診断されてから4年以上生きて、8歳目前まで一緒に時間を過ごしてくれました。

定期的に診察をしてくださった医師の話によると、彼の精巣腫瘍は一時期進行が止まっていたそうです。

なぜ進行が止まったのか、それは医師にもわからないとのことでした。

どうして彼が精巣腫瘍を患いながら数年間生きることができたのか、答えを知る術はありません。『たまたま運が良かっただけ』という可能性は大いにあります。

でも、彼が病気を通して私に伝えてくれたことをこれからも忘れず、大切に心に刻んで時を重ねていきたいと思います。


また会おうね。

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