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アートがなにかわからなくなって児童書『美と芸術って、なに?』を読んでみた

私はアートが好きだ。
でもそもそもアートってなんだけってなってきた今日この頃。

そしたら先週末、すごくいい本を見つけたんです。


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フランスのオスカー・ブルニフィエさんって方が作者で
世界中の学校の先生とお話して書いた本だそうです。

目次は全て質問です↓

「うつくしさに考えることはみんな同じ?」 

「うつくしいってなに?」

「誰がそれを決めるの?」

「芸術ってなんの役にたつの?」 

「ぼくたちはみんな芸術家?」


この本のすごくいいなと思ったところは
答えがはっきり出ていないんです。

例えば、「うつくしいもののこと、きちんと理解すべき?」

って問いに対して

「ちがう、うつくしさってアタマじゃなくてココロで感じるものだから」

とまず意見の道しるべがあって


その下に


「君がココロで感じることはいつまでもずっと変わらない?」

「アタマでもわかっておけばバッチリじゃない?」 


さらに答えを追いかける問いがいくつも続いていくんです。


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絵もすごく可愛い(´・ω・`)



疑問に思ったことに、答えがいらないわけではないけど
考えるっていうことはどこまでも続くものだから

問いに問いを重ねて
自分の頭で考えさせてくれる。

とても良き本でした。

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