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高校理科の科目選択について

最近、塾講師として教えられる科目を増やしていこうということで、高校理科について見ていました。高校では中学と違って科目が4つに分かれていますが、分け方は中学内容が元になっています。それは「物理」「化学」「生物」「地学」です。すべての内容が必修であった中学とは違い、高校では生徒1人1人がそれぞれの必要に応じて選択するのが一般的です。例えば、理系の学生だったら「物理」「化学」の2科目を取ったり、文系なら「生物」だけを取ったり・・・などです。理系・文系というのはどういった大学の、どういった学部に進学したいのかで考えるわけですから、そのことを見据えて高校のときに科目選択するのです。僕は工業高校でしたから、全員「物理」と「化学」で、その他の選択肢はありませんでした。しかし、普通高校に通う学生たちにとっては、将来を決定するくらいの大変な選択なのです。それゆえに悩んでしまう子がたくさんいるのですね。

基本的には、自分が理系なのか文系なのでおおよその選択方針は決まっていきます。理系なら物理、文系なら生物が人気ですが、具体的な受験者数の傾向を見てみましょう。

全体としては化学が圧倒的な人気になっているのが見てとれると思います。次点で物理ですね。生物がそれに続き、地学は全然人気がありません。実は地学を受験科目に設定している大学が少ないため、このように人気がなくなっています。そのため、高校でも地学を学ばせている学校は少ないです。日本は地震が多く、火山もたくさんあるので、本来は地学をもっと重要視すべきなのかもしれませんが・・・。というわけで、僕はまず化学の勉強から始めることにしました。最も需要があるということで、そう決めたわけです。高校化学の内容を全体的にざっと見た感じでは、有機化学の構造決定はゲーム感覚で面白そうです。数学Ⅲの積分に似た印象を受けました。なんなのでしょうか、あの解いていて楽しい感覚は。現在はYouTubeでいろいろな動画を見ながら全体像の把握をしようかと思っています。何かオススメの入門書があれば教えてください。それではまた。

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