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「NTR」とかいうこの世で最上級の矛盾性癖

抽象的に考えると、この世の本質は無である。決してnegativeに考えているわけではなくてね。

何もない。陽も陰もないということ。
じゃあ人間は何もしないでダラダラしていてもいいのかと問われると、まぁダメということになろう。

ある哲学者は「人間は理想を追いかけるべきだが、その本質は結局のところ挫折だ」と言及した。

確かに人間の生活というのはどうも上手くいかないものだ。何かを成し遂げようとするとどうしてもどこかの過程で挫折する。人間の本質はつまるところ矛盾で閉じている。

でも挫折を乗り越えた先に成功があるというのが理想だし、僕たち人間はその理想を横からクサすだけじゃなくて「理想を持った現実主義者」でいなければいけないと僕は考えている。つまり、抽象的に究極の理想を追いかけなくてはいけないことになる。(宮崎駿が今回の映画でまさにそれを体現した)

そろそろ本題に移ろう。僕は今まで現実世界の矛盾が「恋愛」で閉じていると思っていた。つまり、具体性の究極の比喩は恋愛だと思っていたということだ。

でも、そんなきれいなものじゃないということに最近気付いた。具体性の究極、人間の生活の矛盾を的確に表すのはNTR(寝取られ)だと僕は考えたんだ。

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