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愛染のおもしろ小説

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おもしろ小説です。え、無料で読めるって!?おいやったな!!
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2023年10月の記事一覧

詩 Un mei

自分が性格が悪いということに気づかずに、性格の悪さを治すことはできない。

投げた砂は必ず自分に帰ってくる。

しかし、自分が砂を投げていることに気づいていなければその行為をやめることはできない。

過ちに気づくチャンスがあっても、チャンス自体に気づかなければいつまでも気づけない。

だから、全ては運命で定められている。
幸不幸は人間の関与するところではない。

小説 コーヒー淹れ 

小説 コーヒー淹れ 

PM14:00、コーヒー淹れは自分の職務を終えて今まさに自宅マンションへと帰ろうとしていた。コーヒー淹れの毎日の仕事は職場にいる5人の同僚たちにコーヒーをついで回り、それが空になるまでを待つというものだった。 

コーヒー淹れは、同僚の最後の一人がそれを飲み終わるのを見届けてから仲間たちに深々とお辞儀をして帰路についた。

自宅マンションに帰る途中、コーヒー淹れは急に、同僚の一人であるT子にコーヒ

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