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皺。

世間のイメージでは、年老いてくると自然発生的に現れ、あまりよく思われている印象はない。

でも僕は提唱したい。

「皺(シワ)って格好よくない?」

木でいうとこの年輪であり、天候の影響を受け、間伐の危機を乗り越え尚荘厳に聳え立つ存在は人々に感動すら与える。

ただ年数を重ねただけの木なんてないわけで、それぞれに物語がある。

革ジャンの類もそう。

1代でいい感じのシワを作ることは結構至難の業で、40年代モノなどがヴィンテージとうたわれる理由は人から人へと伝承され、その度皺が出来、その物語や歴史的背景に格好良いと思わされることがある。

人の顔や手の皺だって同じじゃないですか。

その皺の数というのは、その人の年輪となり歳を重ねる事に顕著に現れる経験や苦労の証だと思う。

産まれたばかりの赤子にそれが少ないのはこれからだ、ということだからだろう。

職人さんの手のそれなんてのはもうむちゃくちゃに格好が良い。

女性のそれも僕は美しいとすら感じる。 

整形否定では無いのだが、コンプレックスに感じてボトックス注射を打つこともあるそうだが、何も恥じることは無い。

僕は年相応に格好良い・綺麗な容姿の方が好きだ。



人の皺の数は、経験と苦労の数。

タイヤみたいに年老いてツルツルな人相にはなりたくないね。

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