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【創作大賞2024】「友人の未寄稿の作品群」25【ホラー小説部門】

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25: おわり


 「文は人なり、書は人なり」フランスの学者、ビュフォンが残した言葉である。文章には書き手のひととなりが現れる、という意味だ。
 見た目や経歴、周囲からの評価なんて、簡単に説明できてしまう。しかし、友人が何に影響され、何を考えて生きてきたのかは、その表面的な情報だけでは決して分からない。
 友人が教えてくれたこの言葉は、私にとっても特別な意味を持っている。

 以上に掲載した作品群は、友人が遺した貴重な言葉の数々であり、その一つ一つが友人の魂の一部だ。生きてきた証だ。この世に存在した証だ。

 だから、律希が私に悪意を持つなら、私も悪意で返そう。

 生きた証を、全て台無しにしてやろう。

 







 もう一回死ね。



Written by 坩堝


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